2011年の夏に我が家から車で5分の所に開業した『香村』、失礼ながら当初はそれ程の評判は広まらずでしたが、ここ数年はしっかりした麺作りと接客の良さで人気を博しています。
今回は冷たいうどんを集めて紹介をします。
当店の花形のメニューといえば、個人的にはえび天ぶっかけと思っています。讃岐系はぶっかけが信条ですし、うどん・蕎麦の具材では海老の天ぷらが王道ですから絶対的な4番バッター。
いつも連れ立って来るお友達は、このえび天ぶっかけを注文する率が7割以上。大き目でプリッと揚がった海老の天ぷら、歯応えが良い極太麺、さらに冷たいダシの効いたツユが好いのでしょうね。さらに、別添えで出て来る梅ダレを途中から掛け入れると、何ともこの酸味や甘みがうどんの旨さを増長する、これが時間が経つとまた食べたくなると仰います。確かに冷たいうどんに添えられる梅ダレは、中々侮れない存在です、是非ともお確かめください。
(写真では余り違いが出ませんが、異なった日のエビ天ぶっかけを数点掲載します)

■ツユを掛け入れて、一味唐辛子と白胡麻を振ってあるので準備完了の写真ですね(海老天にはツユを掛けないんです)

■この日の海老天は、いつもり長さは無いものの実にぷっくりと太った海老が使われていました

■長〜い海老天がピンと屹立しています(なお、右側の黒い容器が、例の梅ダレです)

■この時は、天ぷらぶっかけに珍しくも温泉卵を付けています

■えび天ぶっかけは何度か食べていますが、天ぷらぶっかけの写真がありません…食べた筈なのに…
ここのメニューは冬季・夏季で一部が変わる程度なのですが、この時はお初の豚しゃぶぶっかけに目が奪われて即座に決定。
麺の茹で具合を聞いてくれたので、冷たいうどんを初めて「硬目」でお願いしたのですが、啜る事がままならず、噛むのもしんどいくらいの歯応えでビックリです。しかしこれはこれで、麺をシッカリと味わえてクセになりそうです。
具材の豚バラ肉は意外とアッサリしていて、量が多くても大根おろしでサッパリと食べ進められます。
そのサッパリ感に味変を与えるのが、マッタリした旨さを麺に纒わす温泉卵。これを割って黄身が流れた箇所を啜り込むと、玉子好きは堪らず至福の笑顔になっている筈です。

■誰が見ても「豚バラ肉が多そうですね」と言われそうですが、量が多くても美味しいので食べきれます

■この豚バラ肉の薄切り、実にアッサリとしたお味で飽きが来ません。是非とのご確認を!

■何と言っても玉子好きは、この黄身が流れ出した箇所を大事に大事に頂く訳です

■この時、初めて見かけた豚しゃぶぶっかけのお品書き、即これに決定です

■滅多に座らない、店の奥側の座敷席から入口側を見た所(長居をしてしまい、他のお客様は既にお帰りでした…)
お品書きを眺め回すと、山かけぶっかけと山菜ぶっかけが未食だったので、この時は山かけの方を頂きました。
具材はとろろ・温玉(別添えながらデフォです)・なめこ・蒲鉾・刻み海苔です。先ずは汁をたっぷりと掛けてから温玉をとろろの上で割り、良~く混ぜ混ぜしてから一気に掻き込みたい所ですが、ここの極太麺は「普通茹で」でも歯応えがシッカリしているので、ちゃんと噛まなければ飲み込む事は出来ません。
これが蕎麦ならツルツルっと2分で完食の所ですが、うどんの量が多い事もあって10分以上掛かって、冷たいうどんなのに額に薄っすらと汗を滲ませての完食。
食後のコーヒーを啜りながら、いつものお友達と「顎疲れたけど、やっぱり旨いね」と確認し合いました。

■とろろがビッシリと麺を覆って、これまたトロッとしたなめこが左側に配されています(右上の黒い器は梅ダレです)

■うどんダレをたっぷりと掛け入れてから、温泉卵を載せました

■温泉卵の黄身は思い通りにトロットロで、とろろと絡めてからうどんに纏わせて頂きます

■交通量が多い水源地通を走っていると、この大きな看板が現れます
今回は冷たいメニューでは最後の未食となる(その時は、これでコンプリートと思い込んでいた)山菜ぶっかけに温泉卵を追加しました。
大きなドンブリのうどんの上には、ワラビ・根曲がり竹・ナメコ・ヒラタケ・キクラゲと山菜の量がメチャ多くて、大根オロシと万能ネギは端っこへ追いやられています。テーブルにあるゴマを振り、一味唐辛子で辛味を、天カスでコクを加えて見ました。そこへ温泉卵を割り入れてツユを掛け回すと準備完了です。
「硬茹で」でお願いした極太麺はワシワシと啜り込めないので、シッカリと噛んで顎の鍛錬をさせて頂きました。でも、「普通茹で」でも充分な歯応えを楽しめますので、初めての方は普通からお試し下さい。
たくさん入っている山菜はうどんと交わり難いので、ツユを滲みらせて別個に頂くのですが、これが実に旨かった。
食べ終わった頃に熱い割りダシがテーブルに届いて、残ったツユを薄めて飲むと山菜の旨味も薄っすら感じて〆にピッタリでした。

■うどんの上に載っている山菜の量が半端なく、特にキノコが美味しかったです

■先ずは温泉卵を載せて、天カスを加え、一味唐辛子と白胡麻を振り入れて準備完了!

■理想的な温泉卵の黄身の流れ出し方。何度見ても美しく旨そうです!

■入口の戸を開けると待合い場所になっていて、風流な日除け傘が置かれています

■晴れた日の『香村』(こういう日は、やっぱり冷たいうどんですよね)
来店履歴
- 2024年04月07日
- 札幌市豊平区『香村』(14回目の投稿)
- 2024年01月21日
- 札幌市豊平区『香村』(13回目の投稿)
- 2023年12月24日
- 札幌市豊平区『香村/こうむら』(12回目の投稿)
- 2023年07月02日
- 札幌市豊平区『香村/こうむら』(11回目の投稿)
- 2023年03月29日
- 札幌市豊平区『香村/こうむら』(10回目の投稿)
- 2023年02月19日
- 札幌市豊平区『香村/こうむら』(9回目の投稿)
- 2022年12月01日
- 札幌市豊平区『香村/こうむら』(8回目の投稿)
- 2022年08月11日
- 札幌市豊平区『香村/こうむら』(7回目の投稿)
店舗情報
店名 | 手打うどん 香村/こうむら |
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電話番号 | 011-582-1222 |
住所 |
札幌市豊平区西岡3条13丁目2-8 |
営業時間 |
11:00〜14:30(なくなり次第終了) 17:00〜20:00(なくなり次第終了) |
定休日 |
水曜日 |
公式アカウント |