前日深夜に録画のラーメン番組を観て、涎が垂れそうになりながら「明日は絶対、アッサリ系の醤油ラーメンを喰ってやる」と誓ったのですが、起きて見ると外は霙が降ったり止んだりの天気。近間で思い通りのラーメン店を思い返すと、ありましたわ、2017年9月末に自衛隊前駅の東口側から西口側へ移転した『真壁六郎太』です。
以前と同じ様に、暖簾には三日月が染め抜かれていて、店内のテーブル卓や壁の飾り具合も移転前と同じ様にしていますが、今の方が白い壁や空間の余裕が断然気持ちが良いですネ。
当店のメニューは「しょうゆ・しお・10食限定の和風しょうゆ」の三種類だけ。前回は限定を頂いたので、しょうゆ味のチャーシュー増しを注文です。お客さんの申告制であるテーブル上のゆで玉子(50円)が見当たらないので、おばちゃんに聞いて見ると「あれまぁ、無くなってますね。随分出たもんで…」と済まなさそうな返答。
着丼して眺めると、大きくて分厚い肩ロースのチャーシュー三枚がドンブリ一面を覆っています。これは柔らかくて味が好いですね。
スープは鶏出汁が主体ですが魚介系と合わさった旨味と、スープ表面に浮く脂のコクを感じます。そして、加水が中程度の中細縮れ麺とを総合すると、「中華そば」と言うよりも個人的には「昔ながらの醤油ラーメン」の味なのです。
そう言えば、開業当時の醤油スープはもっと澄んでいたのですが、きっと改良を加えてこうなったのでしょうね。
これは移転前に頂いた限定の和風しょうゆです。煮干し・昆布・椎茸で取ったアッサリかつスッキリ、そしてラードを浮かべていないので実にヘルシーです。この透明感があるスープに合わせたのが、低加水のストレート細麺。これ以外には考えられないでしょうね。
アクセントに胡椒を掛けるならホワイトペッパーをサラッと一振りだけにして、食べ進んだ時に別添えの柚子胡椒を加減しながら溶き入れましょう。アッサリの単調さから風味が増して箸が進みます。
移転後は交通量が多い平岸街道沿いで、大きなマンションの一階にある商業用店鋪ですが、以前は駅裏的な雰囲気の昭和感が漂う一角でした。
因みに、『真壁六郎太』と言う店名は、映画好きな店主が黒澤監督「隠し砦の三悪人」の主人公から頂いたとの事です。
来店履歴
- 2017年11月15日
- 札幌市南区『真壁六郎太』
店舗情報
店名 | 中華そば 真壁六郎太 |
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電話番号 | 011-300-3066 |
住所 |
札幌市南区澄川3条6丁目3-3 じょうてつドエル真駒内 1F |
営業時間 |
[月〜土] 11:00〜15:00 17:00~19:00 [日・祝] 11:00〜15:00 |
定休日 |
火曜日、第4水曜日 |
公式アカウント |