『ラーメン:惜しくも閉店(4) フジヤマロック』

人気店を続々生み出している『山嵐』系列の『FUJIYAMA ROCK:フジヤマロック』は、味噌味のカレーラーメン(当店ではヌードルと表記)で名を馳せていましたが、惜しくも閉店となりました。美味しいラーメンをたくさん食べたのでご紹介しておきます。

● 味噌カレーヌードル

券売機を見ると、「カレーライス」が新メニューで出ていたので思わず押しそうになりましたが、久々なのでお気に入りの「味噌カレーヌードル」を、辛さ”ハード(超辛口に相当)”を選択。
「味噌カレーヌードル」、やっぱり旨いですねぇ~。味噌とカレースパイスが見事に調和しています。そして、カイエンペッパーのシャープな辛味がグイーンと襲来して来て、口中がヒリヒリに。
麺は太めの縮れ麺で、スパイシーなラーメンを食べるのには時間が掛かるので最適でした。
もう一品の「味噌カレーヌードル」は、当店がオープンした年に食べたものです。券売機に書かれた”チキンボール”をつい押してしまったのですが、この頃はチャーシューでは無く大きなチキンボールがデフォ入っていて、追加分の処置に困ったことを覚えています。(美味しいのですが、この大きさなので、さすがに二個はキツイ)

■白髪ネギ・水菜・トウモロコシが特徴的な「味噌カレーヌードル」。手前側にはチャーシューが沈んでいるのが見えます

■近頃のラーメン店の麺の量が少ないとお嘆きの方が多い中、ここは多い方じゃありませんが、濃厚スープで充分お腹が満たされます

■カレーライスが登場した頃の券売機(カレーライスにも”ダイハード”がありました)

■オープン当初の「味噌カレーヌードル」にはチキンボールが入っていて、知らずに1個追加してしまった(奥の方にもう1個)

■チキンボールはこの大きさなので、1個で充分でした…

■タコさんウィンナー入りの「味噌カレーヌードル」

■夜はライブハウスで貸し出すと言うこのスペースの片隅が、ラーメン店の客席になっています

●レッド味噌ヌードル

当店の人気No1は「味噌カレーヌードル」で二番手がこの「レッド味噌ヌードル」です。スープ表面が赤っぽいオレンジ色に染まり、長ネギの薄切りの上にはカイエンペッパーが降り掛かっています。この粉の量で”ハード(超辛口)”ですので、さらに辛い”ダイハード”ともなると、きっと長ネギ全体が隠れるものと推測します。(恐ろしくて、一度も”ダイハード”で頂いた事はありません)
「味噌カレーヌードル」のスパイス感よりも直線的な辛味があって後を引かないので、夏バテ防止策にはもってこいのランチだと思いました。
ただし、辛味を足したい時には、一味唐辛子か韓国唐辛子が欲しい所ですが、当店では鋭角的に辛いカイエンペッパーのみだったので、ちょっと残念でした。

■低温調理っぽいチャーシューが二枚、その横の長ネギに掛かったカイエンペッパーが見栄えを良くしています

■平打ち縮れ麺は噛み心地がしっかりしていて、麺自体の味も良い

■誰が命名したのか『FUJIYAMA ROCK』、実に良い店名だと思います(きっと『山嵐』大村代表だと推測しますが…)

■ゴールデン街は夜営業のお店が多いので、昼間はこんな感じ(この奥側が地下鉄駅)

■平岸ゴールデン街の入口を入った一階の様子。『フジヤマロック』はこの下、地下一階です

■向かい側の道路から見た、平岸ゴールデン街の入口(地下鉄駅直結です)

●味噌ヌードル

この「 味噌ヌードル」はもともと辛味が無いスープなので、”ハード”などの辛さ指定はありません。
札幌系の味噌ラーメンの様にモヤシが入っていますが、濃厚豚骨背脂入りスープに味噌ダレを合わせている所為なのか、実にクリーミーな食感で旨味が半端ない。たくさん入った味付けミンチが太麺と絡むとこれまた旨味がアップ。
無料のコーンは、辛いラーメンの時はそれ程存在感がありませんでしたが、この「 味噌ヌードル」で頂くとその甘みがクッキリと分かりました。
この「 味噌ヌードル」は、『山嵐』本店や系列店でも出して欲しいと願った、お気に入りの一品でした。

■辛味がなくとも旨味でワシワシ食べられる「味噌ヌードル」。特にスープとミンチが美味しかった!

■平べったくて少し縮れがある太麺が、ここの濃厚スープに良く合っていました

■調味料群はカイエンペッパーとガーリックパウダー。(一味唐辛子が欲しかった…) その右側は無料のコーンです

■平岸ゴールデン街には昼間から飲めるお店も僅かながらあります

● 味噌つけ麺

Instagramで知ったのですが、「味噌つけ麺」を始めたと言うので駆け付けました。
いつもの様に、辛さは”ハード”で注文。熱々の濃い味噌スープに平打ち麺をどっぷり浸して啜ると、ありゃ~、今日の”ハード”はなまら辛い! “ダイハード”と間違ったんじゃ無いのと思った程、尖った辛味がガツーンと来ました。
食べ進む内に慣れては来ましたが、調理のお兄さんの作業手順を目を皿の様にして凝視していた事で、すっかり気分を害して反撃して来たものと勝手に解釈(妄想です)。最後は、辛い汁に割りスープを入れてもらって、ホット一息…

■そんなに辛そうに見えませんが、これで中々ビシッと来る辛味を持っています

■このつけ麺は、他店の様に麺の量を選択できませんが、量が結構多いので心配ご無用!

■お水を入れるグラスの色が気に入ってましたが、売っているお店を探せなかった…

■他店のTシャツを飾っていましたが、『山嵐』系列店以外のものも見られます

●ちーずトマト味噌カレーヌードル

またまたInstagramで「ちーずトマト味噌カレーヌードル」がメニューに加わったと知って、お出掛けした時のものです。
入店して右側にある券売機へ千円札を入れようとしたら、それが無い。口頭注文&現金手渡しシステムへ切替えた模様。
「ちーずトマト味噌カレーヌードル」を辛さ”ハード”で注文です。この時は”ダイハード”と”ダイハード2”まで用意されていましたが、「とんでもなく辛い!」との『山嵐』代表のコメントを見聞きしていたので手を出しません。
いやはや、こいつは今まで食べていた「味噌カレーヌードル」よりかなり旨いですねぇ。火の入った刻みトマトとトロトロスープに溶けたチーズの相乗効果で”旨さ倍増計画大成功”と言った所でしょうか。通な人なら、最後にカレースープへドボンと追い飯をぶち込む筈ですが、さすがこの年では食い過ぎになるので自重しました。

■トマトとチーズが隠れて見えない…(撮り方が悪いのか、盛付け側の配慮がないのか…微妙)

■太麺を穿り出していると、熱で柔らかくなったトマトが出て来ました(チーズの一部は溶けて麺にネットリ絡みます)

■券売機が無くなって、メニュー表に変わりました

■券売機と麺入れ箱があった付近にゴミ箱が設置されていました(コート掛けには自分の外套が…)

■この地下街には出前をしますと書かれていたのに気付いてビックリ(一人営業でも出前できるんだ…)

来店履歴

2018年06月10日
『ラーメン:惜しくも閉店(4) フジヤマロック』

店舗情報

店名 FUJIYAMA ROCK:フジヤマロック

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