芽室町美生で「豚丼」が食べるべく、360度畑の中を走っていると、『松久園 にじます専門料理』の案内看板を発見。営業している様なので、お店に通じる細道を辿って、何と30数年振りの訪問です。
大正六年建造の雰囲気のある大きな建物は、前回訪問した時よりもさらに古びた渋い味わいを漂わせています。店内に入ると大きな広間が続いていて、190年以上経過しているけれど、まだまだ使えそうです。
お品書きは、セットメニューが充実していてあれこれ迷いましたが、「清流」と書かれた蕎麦・にじます寿司・にじます塩焼き・茶碗蒸しのセットです。(セット料理は量が多いので、小食の方は単品でお選び下さい)
蕎麦が伸びない内にと、最初に手を付けます。田舎蕎麦っぽい感じがある中太麺は、機械打ちの自家製麺と聞きました。北海道で良くある薄目のツユに麺をドボンと浸してささっと片付けると腹六分目に。
次に、塩焼きの串を手に持ってかぶり付く事40秒、久々ににじますの旨さを堪能出来ました。
綺麗な紅い身の握り寿司は、新鮮な魚が持ち得る歯応えと旨味があります。
卵好きなのに、茶碗蒸しはそれ程好きではないので半分頂いてから、蕎麦湯を一杯飲んでご馳走さま。
こちらへ来る前に、十勝のお土産にと芽室町『愛菜屋』で糖度が載った越冬ジャガ芋(グランドペチカ・インカの目覚め)を購入しようと開店時間へ行くと、何と定休日にぶち当たって、ガッカリしていました。
ですから、『松久園』でお会計する際に、にじます関連商品が販売されていたので、これ幸いとにじますのマリネを5軒分ゲットして、意気揚々と札幌へ帰還しました。

■数多いセットの中で、「清流」にはニジマスのお寿司が付いてたので選ばれました

■鮮やかな紅い身は予想より歯応えがあって、旨味も強い(大きな虹鱒に成長するとこの様に身が紅くなる)

■小さ目のニジマスの塩焼きは、かぶり付いて食べるのが一番。久々に川魚の塩焼きを頂きました(これ位の魚体はアッサリした味)

■お会計時に「ここで蕎麦を打っているのですか?」と訊くと「手打ちでは無く、自家製の機械打ちです」との返事(成る程、麺の厚さが揃っている)

■北海道らしい塩っぱく無い蕎麦ツユ。そこへ麺をどっぷりと浸して頂きます

■ここの蕎麦湯は茹で汁を使っている様で、さらさらっとしたタイプ

■私が座った四人掛けの10番席(左側に見える木片に書かれた番号が席の番号です)

■おそばのセットの中で一番上のを注文しましたが、真ん中のニジマスの唐揚げとのセットも魅力的でした(セット料理はまだまだあります)

■とても広い座敷に、四人掛けテーブルがずら〜っと並べています(私が食べ始めた頃は、6卓が埋まっていました)

■私が座った座敷の隣の間で、床の間には掛け軸を始め古いものが飾られています

■お会計の場所にあるお土産コーナーで、ニジマスの甘露煮やマリネが主役でした

■玄関先に置かれたメニュー板には「大正ロマンが奏でるくつろぎのひととき」と書かれています

■築190年以上の古い建物ですが、良い雰囲気を出しています。手前奥へ行くと庭園があります

■この写真の背中側が広い駐車場で、門から母屋までアプローチが続いています

■『松久園』から帰る際は、この道を暫く行ってメイン道路に出ます
来店履歴
- 2019年07月12日
- 十勝 芽室町『松久園』
店舗情報
店名 | にじます専門料理 松久園 |
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電話番号 | 0155-65-2321 |
住所 |
河西郡芽室町美生1線20 |
営業時間 |
[3月~11月] 11:00~17:00(L.O.16:30) |
定休日 |
水曜日 |
駐車場 |
お店の門の前側に広い駐車場があります |
公式アカウント |