『はげ天』は1934年創業ですから80年以上も営業されているので、歴史の短い北海道では立派な老舗なのです。(京都に笑われても気にはしない)
子供の頃は、ここでかき揚げ天丼を食べるのが楽しみでした。シンプルな豚丼よりも、子供には豪華に見えたのでしょう。大人になって帰省した時は、渓流魚の”ヤマベ(山女魚)”の天ぷらにするか豚丼にするか迷う様になりましたが、十勝でなければ美味しい豚丼が食べられないので、これになびく事が殆どです。
豚丼に使う肉は道東産のロースで、”刺し”が入る柔らかい部位に拘っているとの事です。それを850℃の炭火で網焼にして、長年使い続けている秘伝のタレを纏わせると、好い香りが漂う豚丼が完成です。
豚丼は、端的に言うと豚肉をタレ焼きしてご飯に載せただけの丼物で、カツ丼や親子丼よりも簡単な様な気がします。しかし、当店や他の専門店の様に「肉質・焼き方・タレ」が三位一体となった豚丼は、その辺モノとは別格ですネ。
近年、国内産には良い豚肉が少なくて、そこへ外国産の豚肉が蔓延って来ているので、硬いロース肉を食べさせられる事が多々ありますが、ここで頂くお肉は歯応えが丁度良くて、タレが染みたご飯も美味しいので是非お試し下さい。
なお、豚丼にはロース肉が4枚のと6枚入りがありますが、お腹が空いているときは6枚入りのご飯多めがベターです!

■この豚丼は焼き色がキッチリして、タレも所々に浮かんでメチャ旨そうです(肉6枚)

■この良い色に焼かれたロース肉の脂はアブラっぽくなくて、実に美味いんですわ!

■この日の焼き色はやや浅目ですが、香ばしくて充分に味が滲みています

■この時のお品書きには『はげ天』と言う店名から、トップは天丼がですが、豚天丼は無いですね…

■『はげ天』初代の省六氏のお顔をデフォルメした看板がイイですね!

■店前にはこの看板もありました(でも、ハゲた先代の看板の方がインパクトがあります)
ある日、家族数名で『はげ天 本店』へ訪問した時に、何時からお品書きに追加されたのかは不明ですが「豚天丼」を発見。同じ名前のものは札幌の十割蕎麦店『藍』で頂いた事があって、出て来るのを楽しみにしていましたが、『藍』のはトンカツで使う厚切りロースで、ここのは豚丼と同じ大きさなので食感が大きく違っていました。(でも、どちらも旨い!)
「豚天丼」は家族に少し分けようと肉6枚入りを注文。衣を纏って幾分か大きさを増した豚天は、折り重なって丼からはみ出す迫力。衣はサクッサクで、天丼と同じ甘目のドンツユが掛かっていてます。豚ロースは揚げている分、味が濃く感じるのでご飯を掻き込む量が多くなって、たった肉3枚でこの一杯をやつけました。(肉6枚の時は、皆さんでシェアーしましょう)

■丼から溢れそうな豚天の見た目が凄い! 他人からは欲張りだと思われそうですね…

■サックりした衣を纏った豚天は、一枚頬張るとご飯を三回掻き込みました…(マジ、ご飯が進みます)

■参考まで:北寄のバター焼きも美味かった〜(肉厚の北寄でした)

■参考まで:帆立のバター焼きは中粒の貝柱がホクホクして何とも旨い!

■この時のお品書きには『はげ天』と言う店名から、トップは天丼がですが、豚天丼は無いですね…

■『はげ天』は大型店らしく商品のディスプレーが飾られています

■帯広随一の繁華街の小路に、大きな店舗を構えている『はげ天』の暖簾は、いつも綺麗!
来店履歴
- 2021年12月14日
- 十勝 帯広市『はげ天 本店』(2回目の投稿)
- 2018年07月07日
- 十勝 帯広市『はげ天 本店』
店舗情報
店名 | はげ天 本店 |
---|---|
電話番号 | 0155-23-4478 |
住所 |
帯広市西1条南10丁目5-2 |
営業時間 |
11:00~21:00(L.O 20:30) |
定休日 |
不定休 |
公式アカウント |