十勝 帯広市『匠』

帯広市内の国道38号線沿いに「帯広発祥の地 オベリベリ温泉 水光園」と書かれた大きな看板が現れます。ここには、明治16年(1883年)に依田勉三・渡辺勝・鈴木銃太郎らの晩成社一行がこの辺りに入植した事で「帯広発祥の地の碑」とその名を冠した「帯広発祥の地公園」があり、濃い緑の中に大きな池の様な「水光園」や、モール泉100%の「オベリベリ温泉」などが続いていて、帯広市民の憩いの場所となっています。

先ほどの大きな看板を目当てに駐車場へ入ると、直ぐ右側に手打蕎麦『匠』があります。
さすが繁盛店、午後1時過ぎに入店するとほぼ満席。注文は決まっていて「辛味大根おろしそばの極盛りを細麺・太麺を半々で出来ますか?」とお店のオネーさんに尋ねると、快く「大丈夫ですよ」との返答。メニューには、冷たい蕎麦が細打ちで温かい方は太打ちと案内されているが、それらを”あいもり”に出来るかは書かれていなかったので、確認した訳です。(これで、一度で二味楽しめます)

配膳された板盛りの量を見ると完食が危うい感じ。お品書きには、普通盛り200g・大盛り300g・極盛り400gと書かれていますが、ちょっと勘違いしていた様です。一人前が200gなら、蕎麦好きなので二人前は楽勝との思い込み。量の少ない手打蕎麦は約120gで多目のお店でも150g程度と聞いていた事を思い出して、これは三人前相当だと言う事が判明しました。
ここで完食を果たさないと”蕎麦好きが名折れ”になってしまうので、黙々と蕎麦を手繰り込みます。辛味大根は蕎麦に載せながら頂きましたが、さすが辛味大根、食欲をグィ~んと増長してくれます。もし、コイツが付帯していなかったら、味が単調になって完食は出来なかったでしょうネ。
当店の蕎麦は、鹿追産のボタン種を自家製粉して粗挽き粉を混ぜた外二(そば粉10に対して小麦粉が2の割合)で打っていて、太麺も細麺もしっかりとした歯応えと蕎麦の旨味を感じます。
色が濃い目の蕎麦ツユは、鰹出汁が効いた丁度良い塩梅で、当店の技術の高さを感じます。
そして、最後の一手繰りの時は極度の腹パン状態でしたが、蕎麦湯を一杯だけ頂きながら、次回は11月以降に再訪して季節限定の「かきそば」を頂こうと決めました。

お会計の際にお店のオネーさんから「太打ち・細打ち、どちらがお気に召しましたか?」と訊かれ「約20年振りに食べたけど、どちらも美味かった」と正直にお答えしました。

■板盛りで登場した「辛味大根おろしそば」は、左が太打ち200gで右が細打ち200g、計400gもあります

■この辛味大根は、優しい辛さでした(個人的には、ガツンと来る辛味が好きなんですが…)

■辛味大根はツユにブチ込まないで、少しずつお蕎麦に載せて頂きます

■こちらは太打ちで、粗挽き粉が混ざっている感じが良く出ています(こんもりとした200gは1.5人前!)

■これは細打ちで、一般的には中細麺。ツユに浸して手繰ると実に喉越しが良かった!

■蕎麦を400gも食べたので腹パンでしたが、〆の蕎麦湯は飲まなければ!

■細打ちの冷たい蕎麦のお品書きですが、たくさん種類があって最初の時はかなり迷いそうです

■こちらは太打ちの温かい蕎麦のお品書きで、冷たい蕎麦に負けないだけの品数があります(次回は、かきそばが狙い!)

■当店の蕎麦の拘りが書かれています。左には4-5人で食べる1kgの大平原そばのご案内があります(一度試して見たい!)

■お店の左側は鬱蒼とした木々が茂り、その先は池の様な「水光園」です(以前はボート遊びが出来ましたが、今は営業していません)

■店の右側が国道38号線で、「帯広発祥の地 オベリベリ温泉 水光園」の看板が見えたら、この駐車場へすんなり入れます

来店履歴

2022年12月10日
十勝 帯広市『匠』(3回目の投稿)
2018年10月22日
十勝 帯広市『匠』(2回目の投稿)
2018年08月17日
十勝 帯広市『匠』

店舗情報

店名 そば処 匠
電話番号 0155-23-0388
住所

帯広市東10条南5丁目6

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営業時間

月~金 11:00~16:00(売り切れ仕舞い) 土・日・祝 11:00~19:00(売り切れ仕舞い)

定休日

火曜日

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