札幌市中央区『さくら庵』

買い物をしてから北海道神宮へお参りに行った後、円山『さくら庵』でお蕎麦を頂きました。（実は札幌神宮へ到着すると、節分前の厄祓い参拝者がわんさと訪れていて、広い駐車場が満車だったので撤退しております）

この『さくら庵』ですが、円山という場所柄か店内の雰囲気やサラッとした客あしらいに、チョットばかり緊張感が漂っていて、食後にお茶をお代わりしてお喋るするオバちゃんは見当たりません。

ここの細くて白い更科は、プリッとした感じを楽しみたいので冷たい蕎麦がお薦めです。この時は真冬でしたので、冷たい蕎麦に温かいつけ汁が最適と思い、私はあげもちみぞれ蕎麦、相方はきのこせいろ蕎麦を注文です。

あげもちみぞれ蕎麦は、濃い目の熱いつけ汁に浸っている揚げ餅がとても旨く、冷めるのも嫌だし蕎麦をつけ汁に浸すのに邪魔なので先に食べてしまいました。このツユはきりりとした辛口系ながらカドが無いので、きっと「かえし」が良いのでしょうね。

きのこせいろのつけ汁は具が満載で、椎茸・しめじ・えのき・長ネギ・鶏肉などが入っており、鶏肉を炒めた時の細かい脂がつけ汁に浮かんでいて、これが旨味とコクを醸し出していました。きのこせいろを注文する時は食が進むので、是非大盛りにして頂きたい。

■あげもちみぞれ蕎麦のお餅が少し濃い目のツユに浸って非常に美味い

■きのこせいろ。やはり更科そばは冷たい方が好きです！

■きのこせいろのツユの中は大きな椎茸やえのき茸など具沢山で、味が頗る良い

■朱色の暖簾を潜ると十畳ほどの待合室になっています

■黒っぽい板張りの壁にぽっかりと空いた入り口。チョットばかりミステリ安な感じがします。