札幌市西区『たぐと』

 札幌市西区は手打ち蕎麦が美味しいお店が多い事で知られています。当店を筆頭として例を挙げると、『山賀』・『毘沙門』・『花月』・『雨耕庵』・『翠明庵』・『武柳庵』などなど枚挙にいとまがありません。（上記に書き入れられなかった手打蕎麦屋さん、御免なさい）

このお店は札幌市内の「更科蕎麦」では指折で、その真っ白で美しい麺は「蕎麦の実」の芯部分から採った良質な粉が命なんでしょうね。プリップリとした食感が勝っていて、その歯応えと喉越しが素晴らしい蕎麦です。(更科プリップリ大賞！)

写真は「こしみず蕎麦」で、大きな丼に溢れんばかりの具材が特徴的です。揚げ牛蒡・鶏天・茹で牛蒡・万能葱・大根おろし・大葉・卵黄の具材へ、辛汁よりもやや薄目のツユを全体にささぁ～っと掛け回してから、具材と更科麺のマッチングを考えながら食べ進みました。

総体的な量(具＋麺)が多かったので、注文前に考えていた「大盛りにするかぁ…」との考えを口に出さなくて良かったと胸を撫で下ろしました。後でお品書きを確認すると大盛りは麺の量が300gだったんです…(もり蕎麦なら食べられますがネ)

西区の更科蕎麦と言えば、前掲の『山賀』・『毘沙門』も甲乙付け難い蕎麦を打っているので、是非ご賞味下さい。

■こしみず蕎麦に黄身のトッピングを頼んだら、具材で割れるので別盛りとなりました

■こしみず蕎麦は大きな丼にごそっと具材が入ってます

■真っ白な細麺は見掛けと違いしっかりしたプリプリ感があります

■手書きのメニューが何ともイイですね

■カウンター席の様子（混んでいるのでこの範囲しか撮れない）

■昔この辺りは農家ばかりだったので、この建物は倉庫だったと思われます