東京都港区『大坂屋 砂場 本店』

東京へ出張した時の事でした。私の初めての勤務地であった虎ノ門の第17森ビルがどう変容しているか見に行くと、とんでもなく大きなビルが聳え立っていて、工事関係者に訊くと「再開発で虎ノ門ヒルズになって、もうすぐオープンです。以前、ここに勤務していた方が結構お見えになります」と親切に教えてくれました。住居は億単位との事です。
ここの直ぐ近くには、お昼に蕎麦を食べた『砂場』が健在だったので嬉しくて入店しました。改築してはいたものの木造の佇まいが昔通りで、さすが超老舗の趣ですね。

頂いたお蕎麦は、北海道では滅多に目にしない白海老の天せいろです。サクサクした大きなかき揚げを割ると白海老が顔を出します。余りにも旨いので、蕎麦を手繰るのを忘れてかき揚げばかりつついておりました。蕎麦は二八のシャキッとした細麺で、ツユは江戸蕎麦らしい旨味のあるキリッとした辛口でした。

数十年振りで訪問しましたが、女性店員さんの如何にも東京の老舗らしい客あしらいがホント気持ち良かったです。（老舗はお客さんへの気遣い、説明、挨拶が素晴らしく、シッカリ女将が必須なんでしょうネ）

■白海老の天せいろです。セイロや蕎麦湯入れ、その他の器もいいモノを使っています

■随分と高さがある白海老のかき揚げ

■かき揚げを割ると白海老がたくさん入っています。これが何とも旨い！

■さすが名店、お品書きが豊富で美味しそうなメニューが揃っております

■『大坂屋 砂場』の入口。やっぱり風情がありますねぇ。

■『大坂屋 砂場』の全景、格好いいですねぇ

■日比谷通りに架る歩道橋から虎ノ門ヒルズ(右側)を写すと、遠くに東京タワーが望めました

■虎ノ門駅側から見た虎ノ門ヒルズの勇姿