網走市呼人(よびと)『温／おん』

山中の東京農大網走校の近くにある『温』のご紹介です。いやはや、冬の季節にこんな所で（失礼）ご商売をされている、と感心するような場所にお店はあります。（この山の中腹にある別のお店は冬場休業なんですが、それが当然かも）　また、お店の雰囲気が古めかしいと表現すべきか、何とも個性的なんです。

その日は細打ちと田舎蕎麦の二種盛りに、牡蠣と海老天を別盛りで注文。細打ちはシャキシャキッとしていて喉越しバッチリ、田舎は挽きぐるみ系で歯応えガッチリ、違った食感を一度に美味しく頂けるのは実に有難い。別盛りの牡蠣天は厚岸産で半生状態が何とも旨味が溢れ出ていて、心の中では「バカヤロ〜早く酒持って来い！」と叫んでいましたがが、仕事が絡んでいたので飲む訳に行かず誠に残念。長い海老天はサクサクっとした衣で、慣れ親しんだこの旨さは疑いようがありません。

このお店は雪を乗り越えて行く価値がありますが、爽やかな緑に包まれた夏の観光シーズンに北見・網走方面へお出掛けの際は是非お立ち寄りを！

■二種盛りの左側が細打ちで右が田舎です

■牡蠣2個と隠元などの野菜天

■長い海老天２尾と野菜

■お品書きは、細打ち(冷たい麺)と田舎(温かいめん)に別々に書かれています

■一品料理のお品書き（天ぷらに力を入れている様です）

■天井が高い室内にはストーブが一つなので、結構寒かった

■林の中に店舗と住居用の建物が現れます。どう見ても昭和の景色です