札幌市中央区『あさひ川 井泉 札幌店 』

お買い物などで札幌駅付近をうろついていると、お昼時に差し掛かる事が多いのですが、「さて、何処で何を食べようか」と迷ってしまう… この辺りのビルには多種多様な飲食店があって、お店の前でメニューを見ると目移りして中々決める事が出来ません。ですから、出掛ける前にお店を決めて置く様にしていますが、『あさひ川 井泉 札幌店 』へ入店した時の様に、ついついフラ～っと入ってしまう事もしばしばです。

店前のメニューに「かつ重」が書かれていて、「かつ丼」では無く「かつ重」から伺える”高級感”に引き寄せられました。なにせ「うな丼」よりも「うな重」の方が美味しくて、かつ高級であると信じている田舎者ですから仕方ありません…
「かつ重」は、お重に入っているので当然ながら蓋付で登場です。蓋を開けると、ご飯が全く見えないカツ丼と違ってご飯が見える余白が結構あります。(四角い容器だから仕方がないのか…)
これを「うな重」の時の様に左端から順序良く綺麗に食べ進めて行きます。(特に意識をした訳ではありません…)
食べ放題の胡麻ドレッシングを掛けたキャベツを摘みながら、時折、味噌汁と漬物でアクセントを付けるのですが、何か物足りない”感じ”が拭えません。丼ツユの塩梅が良く、トンカツも上質なお肉でとても美味しいけれど充足感が湧かないのです…
お店のオネーさんが「キャベツのお代わりは如何ですか?」と気を使ってくれますが、キャベツで腹パンになってもしょうがないので、やんわりとお断り。
「かつ重」のご飯が足りなかったのではと思いきや、カツ丼の様にドンブリを左手でがっちりホールドしてから大口でガツガツと掻き込めず、チマチマとお上品にお重の隅まで綺麗にしながら食べた事がストレス化したと思われます。
つまり、田舎者はお上品で美味しい「かつ重」よりも、ワイルドにガッつく「カツ丼」が合っている様です…

■お重で配膳されると、何故か高級なものを頂いている様な錯覚に陥るのは、私だけでしょうか…

■蓋を開けると、お重の横幅とほぼ同寸の上質なカツが横たわっていました(玉子とじの量が少な目なのがチョット気になります…)

■カツ丼では見られない白いご飯の余白がある左端から、ご飯粒を残さない様にして順次右側へ食べ進めます

■流石に老舗だけあって、このお味噌汁が美味しかったです

■柚子のノンオイルドレッシングを掛けた食べ放題のキャベツのサラダ。定食類ではご飯のお代わりも出来ます

■店前に置かれた電光掲示のメニューを覗いて、真ん中の下にある「かつ重」を見て即刻入店！

■以前入店した時は、確か「彩り御前A」を頂いたと記憶しています(さすが『井泉』ですね、旨そうなメニューばかり！)

■メニューは豊富ですが、『玉藤』の様に、カキフライとカツなどをセットにしたメニューが欲しいですネ

■テーブルの調味料群は右から、和がらし・胡麻ドレッシング・井泉特製のとんかつソース・柚子ノンオイルドレッシング・醤油でした

■店内はかなり広くて、テーブル席ばかりですが34席もある様です

■ビル地下の飲食街を物色していると、以前一度だけ食べた事があった当店が現れたので、メニューを覗いて見ました…

■以前は『かつ伴』と言う店名を前面に出して、暖簾の左下に旭川の『井泉』である事が記されています