札幌市中央区『一鶴 本店』

札幌市内で初めて本格的な長崎ちゃんぽんを食べたのが、円山方面にあるこの『一鶴 本店』でした。その頃は支店も無く、この店以外で長崎ちゃんぽんが食べられるは簾舞『ジュン』だけでした。しかし、2011年の冬に我が家から車で10数分の所に『一鶴 中の島店』が出来てから、パッタリと本店へは足が向いていません。しかし、何故なのか支店ではなくて、ど~しても本店の長崎ちゃんぽんが食べたくなったので、久し振りに出掛けて見ました。

入店して自販機の最初にあるボタン「ちゃんぽん」を押した後、あれまメニューの数が減っている事に気付きました。麺類はこの他に熊本名物「太平燕/タイピンイェン」のみ。(濃醇醤油・淡麗・ソースと塩焼きそばが消えている…)  お昼時に差し掛かったのでお客さんがどんどん入店して来るのを見ていると、一時的な調理人不足が問題なのかも知れません…

ここのちゃんぽんは、実に具材が多いんです。小海老・小粒帆立・濃いピンクの蒲鉾・揚げ蒲鉾・豚肉・キャベツ・モヤシ・人参・長ネギ・キクラゲ(まだ何かあったかも…)がドンブリにこんもりと盛られていて、着丼した時は麺が見えません。
豚骨の白濁したスープには炒め油の旨味がガッツリ溶け込んでいて、これがトロリ感もあってメチャ旨です。これだけシッカリしたスープですから、大好きなブラックペッパーを野菜と麺に結構掛けていますが、全然大丈夫。
ちゃんぽん独特の断面が丸い極太麺、これでなければ長崎ちゃんぽんではありません。

隣で食べている30代前半の青年をチラ見すると、脇目を振らずに真剣な面持ちでちゃんぽんと対峙していました。これを完食するまでには大量の野菜類を噛み続ける、太麺もシッカリ噛みしめる、と言う事ですから中途半端な気持ちで食べ進むと、顎がやられます。真摯にちゃんぽんに立ち向かって完食すると、必ず至福の満腹がやって来ます。

■着丼した時は湯気が濛々で、フーフーしながら何とか写真を撮りました

■こんもりとドンブリから盛り上がった炒め具材が実に旨そうですネ!

■やはり、このちゃんぽんには切り口が丸い加水が中程度の麺が合ってます

■完食すると、当店の鶴の可愛いマークが現れます(八分目でも見えますが…)

■開店間もなく入店したので、カウンター席にはお客さんがおりませんでした(2分後に数名着座)

■テーブル席の調味料群ですが、左からブラックペッパー・辣油・一味唐辛子・ホワイトペッパー・紅生姜でした

■これは、お店の裏側の道路から見た『一鶴』です

■店の裏側数十メートルの駐車場ですが、4台分が確保されていました

このラーメンは「濃醇醤油味ラーメン」と言うメニュー名で、煮込んだ排骨がどどんと載っている珍しいラーメンです。これに味玉を追加していますが、中の島店の券売機に「日本一のゆで卵」と書かれていたモノと同じだと思われます。(どうして日本一なのかは不明…)
余談ですが、この排骨(骨付き肉)に下味を付けて澱粉をまぶして揚げたものを載せたラーメンが排骨麺(パイコー麺あるいはパーコー麺)ですよネ。

豚骨白湯を元とした濃い目の醤油スープには炒めたモヤシがたくさん載っています。そのモヤシは太目&長目で綺麗に下処理が施されていて、シャッキシャキの歯応えが楽しめます。う~ん、これは旨い。
麺の方は当然ながらちゃんぽんの麺では無く、この濃い目のスープには丁度良い、縮れが強い黄色い太麺が使われていました。

■上から見ると何やら怪しい肉塊、特に骨が二本突き出た箇所がヤバイ!

■濃厚スープに浮かぶ味玉と白いモヤシの上に載った骨付肉塊、迫力があります

■濃厚系のスープには、やはりこの様な(黄色い)太麺がバッチリ合います

■テーブル席の調味料群は、左からブラックペッパー・一味唐辛子・辣油・ホワイトペッパー・紅生姜でこれが定番

■お店に入る階段壁に掲げられた『一鶴』の看板が実に可愛い!(現在(2018年)の暖簾は赤ではありません…)

 

来店履歴

2018年04月16日
札幌市中央区『一鶴 本店』

店舗情報

店名 ちゃんぽん 一鶴/いっかく 本店
電話番号 011-513-6053
住所

札幌市中央区南8条西23丁目1-21

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営業時間

11:00~20:00

定休日

木曜日

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