札幌市西区『雨耕庵/うこうあん 』

用事があって自宅から雪道を55分も掛けて西区へ来たので、そのまま帰るのがもったいなくて、久々の『雨耕庵』でお昼ご飯です。
古い一軒家を使ったお店の中で、今では珍しい薪を焚く”だるまストーブ”をご使用でした。子供の頃には、これか石炭を焚く”ルンペンストーブ”やおが屑を焚く”ぬかストーブ”が主流でしたわ…

久々なので、前回は何を食べたのか全く記憶がありません。お品書きを慎重に眺めてから「かき揚げ蕎麦」を二色(二種類の麺)の大盛りに決定です。自作かも知れない大きな皿に盛られているのは、左側が”田舎”で右が”丸抜き”。
どちらも冷たくてバシッと締まった中太麺で、かなり歯応えがあるので、啜ると言うよりは噛んで蕎麦の風味を楽しめます。う〜ん、旨い!
蕎麦ツユ(から汁)はかえしが熟れているので、タップリ浸しても全然塩っぱく感じません。
かき揚げは、人参・牛蒡・玉葱のサックリと揚がった野菜天で、かなりの厚みがあリます。少しずつ崩してやや濃い目の天ツユをタップリ吸わせてからパクつき、合いの手で蕎麦を手繰り込んでいる内に、大盛りだった所為か結構お腹が膨れました。
フィニッシュは、蕎麦湯(当店は茹で汁)を二杯頂いて体を温めてからお会計。

さすが、北海道版ミシュランガイドのビブグルマンに掲載された通り、「あ~、温かい蕎麦も食べて見たい」と思わせる、秀逸なお蕎麦でした。

■一番乗りで入店しましたが、当店は丁寧に調理しているので配線されるまで15分は掛かります
■手作りの焼き物と思われる大皿に、左側が黒い星が入っている”田舎”、右側がそば殻を外して挽いた”丸抜き”が大量に載っています
■人参・牛蒡・玉葱のかき揚げは北海道では定番ですが、これは結構厚みがあって食べ応えが充分でした

■かき揚げは見た目よりボリュームがあるので、少しずつ濃い目の天ツユに浸して頬張リます
■小さ目の蕎麦猪口へから汁をちょっと足して、熱々の蕎麦簿茹で汁をたっぷり入れて二杯飲んで暖まりました
■六人まで座れそうなテーブル席から座敷&厨房側を見た所(本箱の裏側が厨房です)
■八畳ほどの座敷には掘り炬燵席があります(いつも一人で入店なので、座った事はありませんが…)
■いやぁ〜、懐かしい! 薪を焚く(或いは、くべる)だるまストーブと湯沸かし器、実に渋いですわ!
■浦臼産のボタン種そばを三種類で打ち分けていますが、どれも独自の拘りがあります
■純粋な冷たい蕎麦は、もり・おろし・納豆・水そばだけで、ツユが温かい”せいろ”が二種類あります
■温かい蕎麦は六種類とそば掻きですが、「暖っかい」と記述されているが面白い!
■住宅街のど真ん中にある『雨耕庵 』は、かなり古い民家を大きく改造する事なく店舗として使用しています
■雪に埋もれた民家が店舗なので、「北海道浦臼産 牡丹そば」の幟が無ければ気が付きません…

来店履歴

2019年02月01日
札幌市西区『雨耕庵/うこうあん 』

店舗情報

店名 そば切 雨耕庵/うこうあん
電話番号 011-662-7361
住所

札幌市西区西野6条5丁目5-25

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営業時間

11:30-20:00(売切れ仕舞い)

定休日

火・水曜日

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