昼食を食べようと車で向かっている途中、『紅麹屋』の駐車場が空いているのが目に入り、その瞬間「ここ数日間、辛味が喉を通っていないぞ!辛味補給すべし」と言う天命がドドンと下り、慌てて駐車場へイン。
暫く振りの入店でしたので、メニューを眺めると色々変わっていました。「塩麻辣タンメン」が目に飛び込んで来て、”辣”が付く塩味は食べる事が少ないので、注文を聞きに来たオバさんに「このスープは唐辛子で赤っぽいですか?」と訊くと「透明スープで麻辣に仕上げています」と仰るじゃ無いですか。これは面白い、即、注文です。
ラーメンドンブリを覗くと、色とりどりの野菜と海老・浅利の魚介が見えて、少し黄色い透明スープからは好い香りがフンワリとして来ます。先ずは「塩味の麻辣スープ」を一口。あれまぁ、外見から想像できない、辛味と花椒の独特な舌への刺激が。後で聞く所によると、店主が創り出した、唐辛子から抽出したエキス「辣水(ラースイ)」と自家製の花椒油が、塩味の麻辣スープの元になっているとの事です。
タンメンに野菜が入るのは理解しますが、その種類が実に多い。写真中央から、スナップエンドウ・赤大根・南瓜・茄子・大根・筍・(ここからはスープの中)紫キャベツ・水菜・長葱・人参などで細切りもあるので全容は不明です。
麺は中華料理店で使われるのものより加水が高い、札幌寄りの黄色い中細縮れ麺。これだけ具材が満載で辛味があると、食べるには時間が掛かるので、もう少し太い麺で試して見たい所です。
しかし、プリプリの海老や浅利の魚介類と盛り沢山の野菜を使った「塩麻辣タンメン」を1000円で提供していますが、同じようなものをホテルなどにある中華料理店で頂くと1500円以上はする筈です。

■これは一目「海鮮と野菜の湯麺」と言う感じで、辛さが潜んでいる様には見えません

■上に載った野菜と海老・浅利が具材の殆どだと思いきや、その下には沢山の野菜が隠れています

■この札幌寄りの黄色い麺はツルンとして食べ易いですが、加水低めの中太麺が合うと思うのですが…

■昼営業のメニューが変わっていて、以前には無かった「塩麻辣タンメン」に直ぐ目が行った

■いつもの向かい合わせのカウンター席に着席。時計を見ると13時半で繁忙時間帯が過ぎた所でした

■私が座った対面式のカウンター席の仕切りに、自家製の香味油と花椒・一味唐辛子が並んでいます

■交通量の多い環状線を走って美園地区に入ると、この『紅麹屋』が目に入る筈です
『紅麹屋』では主に老酒の醸造などに使われる、中国では古くから伝わる紅麹を取り入れたラーメンを提供していますが、初めて訪問した時は各席に用意された、四川風の自家製香味油の多さに吃驚しました。
四川と言えば辛い料理で有名を馳せているので、一番辛そうな麻辣湯麺を注文しました。
湯気が濛々と立ち上ったドンブリのスープは紅黒く、丸い鶏ハムと茹で玉子は直ぐに認識しましたが、他の具材は良く見えないのでメニューから拾ってみました。紅麹粒・揚げ牛蒡・生の金針菜・冬筍・きざみ湯葉・碧玉筍・木クラゲ・大根・人参・赤大根・長葱・香辣菜・芽菜と書かれていますが、「うん、それは食べた」と判明したのは半分くらいですね。(量が多いし、細切り野菜が分り難い…)
紅黒いスープは激辛ではないので、テーブルの香味油を色々と振り入れながら頂くと、味の変化が楽しめました。しかし反省点は、花椒油を入れ過ぎてしまいスープの旨味が無くなったので、ご注意です…

■見え難いですが、ドンブリからは濛々と湯気が吹き出していて、実に熱い+辛い!(右の赤い器は辛味ソース)

■丸い鶏チャーシュの上側に見えるのは様々な種類の刻み野菜(三本の緑色は生の金針菜ですね)

■札幌系よりは加水が低く、中華料理店のものより少し高め。でも、麺はもう少し太いので食べて見たい

■メニューの左側がこの時に食べた四川麻辣湯麺で850円でした

■自家製の香味油。左から葱油・紅麹辣油・老油・花椒油ですが、掛け過ぎには注意しましょう

■初めての訪問の時は、結構な雪が降った日でした(店前が5台分の駐車場)
来店履歴
- 2018年04月07日
- 札幌市豊平区『紅麹屋/べにこうじや』
店舗情報
店名 | 四川菜麺 紅麹屋/べにこうじや |
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電話番号 | 050-5872-8146 |
住所 |
札幌市豊平区美園5条6丁目3-13 NSビル 1F |
営業時間 |
11:00~15:00 17:00~21:30 |
定休日 |
木曜 |
公式アカウント |