札幌市豊平区『NOFUJI：ノフジ』

●初めての訪問

遅い昼食を求めて南平岸方面を走っている時に、2017年末に開業して評判の良い『NOFUJI：ノフジ』を思い出して、南平岸駅の傍にある店舗脇の有料駐車場へイン。

暖簾の横の柱には食い意地を唆る「限定：MISOホルモンつけ麺」の案内が貼り出されています。
入店して券売機を見るとトップは「特製魚介醤油つけ麺」で、右下にこれまた惹かれる「特製味噌らーめん 1日10食」と記されたボタンが…  結果、「MISOホルモンつけ麺」も食べたかったのですが、1日10食が決め手になり「特製味噌らーめん」に軍配が上がりました。
他店より大き目に感じるドンブリには、厚切りチャーシュー3枚(肩ロース)・黄身がトロリとした味玉・炒めモヤシ・珍しくもシメジ・メンマ・万能ネギ。成る程、”特製”なのでたっぷりの具材が入ってる訳なんですね。
麺を穿り出すと、これが見事な黄色いストレート太麺で、久々に美味しい太麺を頬張りました。(これなら大盛りでも行けそうです)
テーブルに一味唐辛子が無かったので声を掛けると、別皿に韓国唐辛子っぽい粉を頂きました。これを、クリーミーな味噌スープを台無しにするかの様に全て振り入れたのですが、後半戦は常備されていたペースト状の辛味調味料(韓国のタデギに似ている)も足し入れて、まるで「辛味噌ラーメン」を食べた時の様に薄っすらと額に汗を滲ませて完食です。

■特製味噌ラーメンは、如何にも”特製”らしくチャーシュー増し・味玉入りとなっています(右側の白い皿に一味唐辛子)

■別皿で頂いた韓国唐辛子っぽいヤツを全部、黄色い太麺にブチまけました。後には”タテギ”に似た辛味も追加して辛味噌モードへ！

■焼肉店で時折見かける韓国の辛味調味料「タデギ」に良く似たモノで、それ程辛くはありません

■券売機の右中段の手書きで書かれた「1日10食」を見てしまうと、これは押すしかありません

■この貼り出しメニューには心を奪われかけましたが、1日10食の惹句には勝てませんでした…

■店前に立てられた看板メニュー(店名の『NOFUJI』は店主の野藤さんの苗字)

■2月の寒い時期に初訪問した時は、当然ながら雪景色です(ここは、あの名店『白樺山荘』の発祥地)

●二度目の訪問

つい先日、『NOFUJI』の定休日は月曜日である事を確認して店前へ行くと、何と窓に”CLOSE”の看板がぶら下がっている、臨時休業か。数日後の金曜日に出陣すると、やれやれ暖簾が揚がっていました。

当初から、もし限定があったら何であってもそれを、無ければ魚介醤油と決めていたのですが、限定の貼り紙は無くほんの少しだけ気落ちしながら「特製魚介醤油らーめん」のボタンを押しました。
具材は前回の「特製味噌らーめん」の様に、厚切りチャーシュー3枚・黄身がトロリとした味玉・メンマ・万能ネギがあって、違うのはネギの細切りでした。
濃厚スープは背脂と魚介節のクズが混ざって若干ドロリとした食感ですが、魚介ダシの風味が何とも食欲を掻き立てます。そこへガリガリっとホール胡椒を挽き入れると更に風味が増します。
勘違いなのかカメラがアホなのか不明ですが、味噌ラーメンの時の太麺とこの太麺は同じ様な感じなのですが、味噌ラーメンの時の方が断然黄色い！　味によって配合が違う太麺を使用しているのかは、次回確かめるまでお待ち下さい。(どっちの太麺も旨い事には変わりはありません)
麺が無くなった頃合いに、濃厚スープへ更にガリガリっとホール胡椒を挽き入れて、完飲寸前まで行っちゃいました…うんめぇ～、このスープ！

帰り際に「ご馳走まさぁ～」と声を掛けると「また来て頂いて有り難うございます」と店主が応えてくれました。(うん？、繁盛店なのにすんごい記憶力！)

■着丼した時の「特製魚介醤油らーめん」は一見、赤味噌スープにも見えます(背脂と魚介ダシ殻っぽいのがビッシリと浮いいるのが見えます)

■ホール胡椒をガリガリ挽き入れましたが、この濃厚スープはビクともせず、風味だけが良くなりました

■問題の太麺ですが、味噌らーめんの麺の方が断然黄色い！(きっと違う麺なのでしょう…)

■前回と同じ席に座りました(目の前の調味料群に、前回無かった一味唐辛子・タバスコ・酢が増えている)

■つけ麺もらーめんも太麺なので、混み合っている時は少々お時間が掛かります

■私が座った席から奥側を見た所(カウンターは9席で、テーブルは４人掛け1卓です)

■右奥に見えるのは地下鉄「南平岸駅」で、店の左側には有料駐車場があります