八剣山(観音岩山)麓にある、そば小屋『八剣庵』へ丁度一年振りの訪問です。(冬季間以外の土日のみしか営業しておりません)
開店10分前にお店に到着して、店横の駐車場へ駐めると、ちょうど外に居た店主が「予約のお客さんですよね、さぁどうぞ」と店の中へ招き入れてくれた。
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■右奥の八剣山トンネルを抜けて直ぐの、三角屋根の小屋には「そば処」の幟が現れる。これを曲がると『八剣庵』に辿り着きます

■小屋を増築したような建物が『八剣庵』で、駐車場辺りからは八剣山の岩肌がくっきりと見えます

■お店の周りではいろいろな野菜を栽培していて、たくさん収穫された時は、サービスで出てきます
入店すると先客達はもう蕎麦を啜っていた。前回訪問時に、「お客さんが早く来たら、直ぐ開けろと言うんです」と娘さんが教えてくれた。
注文は先日電話で予約した「やまめ(山女魚)蕎麦」。一日10食程度なので、山女魚の天麩羅を食べたければ予約は必至の様です。
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■お店を入った直ぐ右側の壁に、店主の似顔絵が掛かっています。う〜ん、よく特徴を捉えているなぁ

■私が座った厨房前のカウンター席から入口を見た所。右側には熊の木彫りのお尻側が見えている

■カウンター席から振り向くと時計が見えて、時刻は11時10分前を挿していた。右側は隣の客室への通路
此処の蕎麦は、挽きぐるみ系の黒っぽい十割手打ち。中太麺を塩っぱく無い蕎麦ツユへ浸しで啜ると、そば粉の好い風味が香って来る。見た目はシッカリ締まった田舎そばですが、実際は硬くはない茹で上がりだ。硬目が好きだが、挽きぐるみ系はこの感じで良いと思う。
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ちょっと残念なのは、蕎麦の大盛りが無い事でしょうか?! もし、山女魚の天麩羅が品切れだったら、もりそばだけじゃ足らないもんな…(当店は、やまめともりしかありません)
時折、天麩羅の脇に添えられた三升漬を舐めると、口中が活気づいて蕎麦を食べるスピードが上がるので、是非ともお試しあれ。(この三升漬、冷奴に掛けてパクリ、その後ビールで流し込むと最高です!)
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■蕎麦には必ず副菜が付いて来て、前回は胡瓜の漬物で、今回は煮た南瓜だった。行く日によって違うかも知れない

■挽きぐるみ系の黒っぽい田舎そばは、ご多分に漏れず太打ちだ。量的には普通もりでも他店よりやや多いかも

■田舎そばだから茹で上がりは硬い筈だと思う方が多いと思われるが、意外と硬過ぎずに食べ易いのだ

■全然塩っぱくない付け汁に麺と薬味を投じて一気に啜る。あ〜、うんまいわ!(薬味が山わさびならもっと旨くなる筈…)
山女魚は、店主自ら道南の山中で釣った天然もの。「一日で70~80匹釣るけど、土日營業でアッと言う間に無くなるんだ」と店主が仰っていました。
この山女魚の天麩羅、骨が当たらない丁度良いサイズ。自宅栽培の大葉は身厚でスーパーのモノより格段に旨い。娘さん曰く「私は食べないけど、お客さんが美味しいって言ってくれます」との事。コレは2~3枚食べたかった…
蕎麦は早食いなのでアっと言う間に無くなってしまい、そば湯で〆ました。
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お会計の際に、営業は今月一杯と思われるので「また来年来ます」と声を掛けると、「来年は、山女魚を釣る人がどうなってるか分からないので、やってないかも知れません」と娘さんが笑いながら送り出してくれた。
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■天麩羅は山女魚三匹・さつま芋・大葉とシンプル。黒い器には味変用の三升漬が入っている

■山女魚は塩で二匹、ツユで一匹頂いた。個人的には、塩の方がさっくりサクサクで美味しかった

■自家栽培かどうかは確かめなかったが、このさつま芋はツユに浸して頂いた。う〜ん、甘いね!

■釜湯のそば湯は、もう少し色が付いていた方がベターだが、一番混む時間帯にに来なければ濃くならないよね
来店履歴
- 2023年06月21日
- 札幌市南区『八剣庵』(3回目の投稿)
- 2022年10月06日
- 札幌市南区『八剣庵』(2回目の投稿)
- 2021年09月27日
- 札幌市南区『八剣庵』
店舗情報
店名 | そば小屋 八剣庵 |
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電話番号 | 090-1642-8643 |
住所 |
札幌市南区砥山147-12 |
営業時間 |
[土・日] 11:00〜13:00頃(蕎麦が無くなるのが早いので、是非ともご予約を) |
定休日 |
月・火・水・木・金曜日(冬季間休業/5月〜10月の営業ですが営業開始、終了時期は電話にてご確認下さい) |
駐車場 |
店前に2台(店の周りは駐禁では無いので道路脇の草むらを利用している) |
公式アカウント |