黒松内町『この花』

2021年3月に札幌市藤野から黒松内町へ移転した手打ち蕎麦の繁盛店『この花』ですが、移転してから何度も食べに来ようと思いつつもやっと訪問できました。開店20分前の11時10分に広い駐車場に到着すると、何と既に先客の車が一台おりました。待っている間に近くを見渡すと、失礼ながら疎に民家があって郵便局と物産
展がランドマークと思われる、所謂、集落でしょうか。(実はここは友達が幼少期に過ごした白井川地区だった)
開店して店内に入ると、カウンター席がないので二人掛けテーブルへ着席。するとパラパラっと数組のお客さんが入店して来た。
注文は移転前のお店の時から大好きな「しいたけせいろ」だ。注文を通すと、女将さんから「大盛りですよね?!」との確認があって、慌てて頷いた。

◾️この地域は黒松内町熱郛(ねっぷ)でこの道を真っ直ぐ奥の方へ行くとJR駅の方へ出る。札幌からこちらへ移転して3年になるだそうだ

◾️古い民家を改修して店舗仕様にした様だ。暖簾の所から店舗入口までの廊下の様なのは、きっと寒い時期や雨に日様に作ったと思われる

◾️この部屋には四人掛けテーブルと二人掛けが2卓づつあって、隣の部屋は小上がり席になっていた(以前の店舗よりも広い様だ)

◾️前のお店のお品書きは絵だったが、移転後も上手なタッチの絵だったが、同じ方が描いたのかを聞くのを忘れた

◾️黒松内さんの奈川在来種の蕎麦はかなり生産量が少ないので貴重ですが、『この花』は創業以来から使っている

貴重な黒松内産:奈川在来種で打った蕎麦は、キッチリと締まっていながらそば粉の旨みを感じるヤツだ。(粗挽き粉も混ざっている様だな)
そのまま啜って歯応えを感じたり、つけ汁にダッポリ浸して柔らかな麺からそば粉の風味を楽しむのが私流。
このつけ汁には薄らと脂が浮いていて、これは鴨脂で椎茸をささっと炒めたのでこんなに旨みが強いのだと、バカ舌は勝手に想像した。

◾️お膳や器類は移転前のものを継続してお使いだった。やっぱり安心するよね、そうそう『この花』はこの器だったって

◾️当店の大盛りは結構量が多いのでタップリと楽しめますよ!しかし、相変わらず美味しそうに打ってますねぇ〜

◾️大きな椎茸を半分にしたのが二切れ、つけ汁にプカリと浮いている。何度も食べて来たんだけど、これを見た途端に涎が噴出した

◾️慣れ親しんだ薬味のお皿にタップリの刻みネギと柚皮が盛られている。ネギ好きはこの倍あるとさらに嬉しいんですけどネ

◾️つけ汁に麺を投じて一味唐辛子を控え目に振り入れた所。つけ汁を良く見ると薄らと脂らしきが浮いているが、これが鴨脂だと思うのだが…

ここの椎茸は身厚の味が濃いねぇ。札幌時代も特別な仕入れ先から取り寄せて、品質にこだわっていたからね。(今は黒松内町と由仁町のものを使っているとの事)
つけ汁の旨味を吸った椎茸は四切れだったが、もう二切れ増しにする事ができれば嬉しいのだが…などと独り言を呟いているとアッと言う間の完食となってしまった。(お腹はちょうど良い満腹感だったが、脳ミソ的にはもっと食べたいとの欲求があったね)
残ったつけ汁を白濁したそば湯で割って、シッカリと二杯頂いてお会計。「遠くから有り難う御座いました」と女将さんの声に送られて退店した。

◾️身厚の椎茸が本当に美味いのだ!札幌時代はこれが当店一番人気だったが、きっと移転後もこれだろうなぁ

◾️お一人様なのに湯桶にタップリと別誂えの蕎麦湯を入れてくれていた。器の赤い色も良いねぇ〜

◾️つけ汁を蓮華で数杯掬って蕎麦猪口へ移して、おもむろにそば湯を注ぎ込む。美味し過ぎて満腹だったのに二杯頂きました

 

来店履歴

2023年11月25日
黒松内町『この花』

店舗情報

店名 そば屋この花
電話番号 0136-75-7424
住所

寿都郡黒松内町白井川8-216

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営業時間

11:30~14:45(売り切れ仕舞い)

定休日

月曜・火曜(祝日の場合は営業)

駐車場

12台(店舗側に8台、車庫側に4台)

公式アカウント
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