小樽市『南樽砂場 /なんたるすなば』

仁木町『NARITAYA』でお蕎麦を食べ終わったのが12時で、次に行く南小樽『なかや』は15時までに入る予定だが、いかんせん二食食べたのでお腹が一杯だ。なので、小樽までの道すがらにある余市鶴亀温泉で充分に汗を流した。(道内では、ほぼ各町村に温泉があるので、こう言う時には助かりますわ)
しかし、14時10分に『なかや』の店前に到着すると、入口に「おそば売り切れのため終了」の貼り紙が。ここの「鹿南蛮」を食べたかったのに!

30秒の少考後、気を取り直して近くにある老舗『南樽砂場』へ行って見ると、15時までの営業だと言うので滑り込みセーフだった。
『砂場』の名が付く蕎麦店は東京に多いが、小樽は古くから栄えていたので、その流れの職人さんが海を渡って来たのでしょうね。(知らんけど…)
店内に入ると、外観も古めかしいが中はもっと昭和レトロの雰囲気だった。それにしても小さいテーブルが狭い店内にぎっしりだなぁ…

◾️昭和20年代に建てられたと聞く店舗は、正に昭和の香りがぷんぷんする風情で、何処か可愛らしい感じもする

◾️店内は蕎麦屋としては狭い方だろう。カウンター席が無いので、四人掛けテーブル席か座敷席に座る事になる

◾️正面に座敷席が見えるていて、昭和的な「處(処)」の漢字を使っている看板が格好イイ!しかし、テーブルが小さいよね

◾️調理場との仕切りの壁上にランチタイムのサービスメニューが書かれている。簡単に言うと、お好きな蕎麦におにぎりが付くそうだ

◾️因みに、『なかや』でアウトになった時の貼り紙を載せておきます(悔しかったなぁ〜、この時は!)

お品書きを捲るとビックリ、英語バージョンが添えられているではないか!!  さすが観光都市の小樽だ。
さて、注文は「冷たいとろろそば」にしたが、当店では田舎・更科から選択できると言う。外の看板に「御前蕎麦(=更科)」と書かれていたので、それに敬意を払って更科の方を注文した。
ドンブリには更科の特徴である色白とまでは行かない麺がタップリと盛られていて、とろろ・卵黄・胡瓜・刻み海苔が載っている。
中細麺を啜ると、見た目よりもず~っと腰があってプリップリで大好きな食感だ。(失礼ながら、一番粉とも言われる玄そばの芯を挽いた御前蕎麦は、もっと白い筈なんだが…)

とろろが絡むのでひと噛みで喉奥へ滑って行く。卵黄を潰してそれが混ざるとさらに味にコクが出て、箸を動かすスピードと吸い込む勢いが上がって、アッと言う間の完食となった。
う〜ん、もう少しゆっくり楽しみたかったな…

◾️感心したのはさすが観光地小樽、ちゃんと英語訳のお品書きが用意されていた。この店もインバウンド需要もあるんだね!

◾️待つ事6-7分で「冷たいとろろそば」が登場した。個人的な好みを言うと、とろろ蕎麦はぶっかけ式じゃない方が好きだな、所謂つけとろが好い

◾️薬味を投入してぶっかけ汁を注いだ所。直ぐに黄身を割ってとろろと混ぜ混ぜはしない。卵好きは黄身を大事に温存するのだ

◾️御膳粉をお使いと聞いているが、一般的な更科よりも色黒だ。しかし、この中細麺はプリップリで歯応えが充分で、好みだったわ!

◾️半分ほど食べ進んだ頃合いに、大事にしていた黄身を潰してとろろと混ぜ混ぜした。すると、旨みが五割増えて美味しく完食に至りました

来店履歴

2023年11月27日
小樽市『南樽砂場 /なんたるすなば』

店舗情報

店名 南樽砂場 /なんたるすなば
電話番号 0134-34-1293
住所

小樽市住吉町9-10

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営業時間

11:30~15:00

定休日

不定休

駐車場

無し

公式アカウント
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