手打蕎麦の人気店『さとやま』の「クッシャロせいろ」の良い評判をあちこちで聞いて、夏限定ならそろそろ無くなるかもと心配しながら駆け付けました。特に、SNSで見た写真が実に旨そうで、ヨダレがじんわり湧き出たりして…
ここで冷たい蕎麦を食べる時は、細麺と田舎太麺のあいもりが定番で、麺の量は大盛りの量となります。そして、メニューの写真は温玉付きだったので、当然ながら玉子好きとしては真似して見ました。
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「クッシャロせいろ」は、他店のつけ蕎麦では見た事がない汁の様相なので、早速、ちょっとだけ啜って見ると、芝麻醬・肉味噌・ナッツ(胡桃)・辣油・花椒を使った、所謂、冷やし坦々麺風の味付け。うん、これは素麺でもうどんでも合いそうな、万能のつけ汁だと感心しました。
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先ずは色が黒っぽい太麺を器へドボンして、充分に汁を纏わせて啜り込めば、こりゃ~旨い。辛いもの好きは、テーブル常備の一味唐辛子とぶどう山椒を振り入れて自分好みへ調整します。(ぶどう山椒の粉は、花椒より柔らかい刺激で、蕎麦に良く合います)
細麺の方は汁をタップリ引っ張って来るので、塩っぱくならない様に、麺を浸すのは七割ほどにして手繰り込むとバッチリのお味。
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後半戦まで温存していた温玉を麺に絡ませると、こりゃぁ堪りませんわ。個人的には温玉二個で行きたいくらいです。(家庭でもこんな感じの温泉卵を作りたいのですが、なかなか上手く出来ません…)
さて、いつもの事ですが至福の時間はアッと言う間に過ぎて行くもので、そば湯で伸ばした坦々汁をグビグビやってお会計です。
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■事前説明なしでこの写真を見せられたら、当然、あいもりと温玉は分かるものの、汁は一体何なのか、辛そうだとしか想像できないでしょうネ!

■水菜が浮いた坦々風のつけ汁は、芝麻醬や擂り胡麻で粘度が結構高く、表面の辣油や花椒は控え目な量になっています

■太麺と言うよりは極太麺に仕上がっている田舎蕎麦。しっかりした歯応えがあり、噛まないと飲み込めません

■二八で打った様に見える中細麺。その茹で上がりは硬目のチョット手前で、とても啜り易かった

■極太麺を坦々風のツユへしっかり浸してから、テーブルに常備の一味唐辛子とぶどう山椒の粉を振り入れています

■極太麺を良く見ると、粘度のある汁と砕いたナッツ(主に胡桃?)が絡んでいるのが良く分かります

■中細麺の方は、麺全体では無く、お風呂で言えば「肩まで浸かる」感じでしょうか(一回だけ、ダップリと浸したら濃過ぎでした…)

■やっぱり中細麺は啜り易いので、先に無くなってしまいます。どちらかと言えば、この坦々風の汁には中細麺が合うと思います

■終盤戦で、温泉卵を汁の方へぶち込んで、極太麺に絡ませて頂きました。う〜ん、玉子好きには堪らない旨さ!

■別誂えらしきそば湯で坦々風の汁を伸ばして見ると、これは温かい汁でも絶対に旨い筈だと確信しました

■つけ麺と温かい蕎麦で提供される「クッシャロ」。何故にそのネーミングかは、カレーそばの辛さを表す「ニセコ・モエレ」から若干ながら想像できます

■テーブルに常備されている、一味唐辛子とぶどう山椒の粉。両方とも、今回の「クッシャロ」や「カレーそば」では大活躍してくれます

■一人で来店して一番乗りの時はカウンター左隅に座り、遠くに見える打ち場の様子を眺めるのが好きです

■退店する時の写真で、この11時半頃になるとお客さんが広い駐車場にどんどん入って来て暖簾を潜って行きます
来店履歴
- 2024年01月31日
- 札幌市東区『さとやま』(5回目の投稿)
- 2021年01月22日
- 札幌市東区『さとやま』(4回目の投稿)
- 2020年09月01日
- 札幌市東区『さとやま』(4回目の投稿)
- 2017年11月05日
- 札幌市東区『さとやま』(3回目の訪問)
- 2017年08月20日
- 札幌市東区『さとやま』(2回目の投稿)
- 2017年04月11日
- 札幌市東区『さとやま』
店舗情報
店名 | 蕎麦 さとやま |
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電話番号 | 050-5571-0722 |
住所 |
札幌市東区苗穂町10丁目3-15 |
営業時間 |
【昼の部】11:00~15:00(L.O 14:45) 【夜の部】17:00~20:00(L.O 19:30) |
定休日 |
水曜日(不定休)、月火水の夜は定休 |
駐車場 |
店前に16台 |
公式アカウント |