鶴居村『雪裡/せつり』

道東方面のドライブ旅行の予定がかなり狂ってしまい、阿寒町へ保護されている丹頂鶴を見に行く途中の鶴居村に到着すると丁度12時。ガソリンの給油の際に、近くに蕎麦屋さんが無いか検索すると二軒ヒットして、地図で確認すると『雪裡』と言うお店が何もなさそうな場所にあり、これは面白そうだとナビに設定してレッツゴ~!
(因みに、冬場であれば鶴居村でも『伊藤 タンチョウ サンクチュアリ』でこの地方に居ついた丹頂鶴への餌やりが見られます)

『雪裡』に近付くと道道阿寒標茶線(243号)に看板と幟が立っていて、そこからは細い砂利道へ。お帰りの方の車とのすれ違いの時はギリギリでした。
こじんまりとしながらも綺麗な店舗で、その横には水車と丹頂鶴が飾られていて、鶴居村の雰囲気を出しています。
入店すると座敷席に案内され、女将さんから四年前にオープンしたと聞きました。
う~ん、店内も整頓されていて綺麗ですわ。

私の注文は、新メニューと書かれた「冷たい山菜そば」、長男は「かしわ(中)と豚丼」のセット、そして孫殿はワンパターンの「ざるそば」。
丁寧に調理している様で、15分ほど待って順次着丼。
自らの畑で栽培・収穫、そして製粉までしていると言う十割蕎麦は断面が丸い。う~ん、なる程これは押出機を使っている様ですわ。
(押出機は冷麺を茹でる直前の工程で良く使われていますが、製麺機の最終工程が押出し式と言うのもあります)

十割の太麺にはホシがポツポツ見られて、シッカリした食感を感じるお蕎麦に仕上がっています。でも、十割にしては表面がツルツルっとしていて喉越しが良く、とても面白い麺だと思います。
蕎麦ツユはダップリと麺を浸せるタイプで、山菜と一緒に手繰り込みます。写真では、山菜の量が少ない様に見えますが、蕎麦の上にタップリと載っていて充分な量でした。
こう言う場所で蕎麦を食べると、いつもの様にガツガツせずに、お上品にゆったりと完食する事が出来ましたわ。

長男が旨そうに食べていた豚丼を二口頂くと、地場産ブランド豚の三恵豚を使ったロース肉は旨味があって、本場の十勝で食べるフライパン式のものと遜色なしでした。

■此処の「山菜そば」は山菜を蕎麦の上に載せると言う変わったスタイルです。山菜の量が少なく見えますが、意外にタップリとありました

■外観でも分かる様に麺が丸く見えます。そして、大盛りで無くてもセイロにビッシリと盛られています

■蕎麦と山菜、そして薬味の長ネギを蕎麦ツユへダッポリと浸して頂きます。山菜にワサビは合わないと思って使いませんでした

■麺を良く見ると、黒くて小さいホシがたくさん見えています。挽きぐるみで製粉している証拠ですネ

■当店のそば湯は茹で汁を使っています。そば湯でツユを伸ばすと優しい味になりました

■長男が頂いた「かしわ(中)と豚丼」のセットです。この感じの豚丼の器に、蓋が付いて出て来るのは実に珍しい

■鶏のムネ肉をスライスしたモノが五枚載っています。かしわそばで、この肉の切り方は初めて見ました

■地場産ブランド豚「三恵豚」ロース肉は、タップリと甘辛いタレを纏っていて、メシ泥棒と化しています

■これは孫が頂いた「ざるそば」です。小学校一年生には量が多くて七分目でギブアップ!

■お品書きはかなり少な目で、私が注文した「山菜そば」は新メニューでした。もし、これが無ければ長年と同じものを食べていたと思います

■テーブルの調味料は、お蕎麦屋さんらしく一味唐辛子と七味唐辛子。豚丼用に山椒も欲しい所です

■私たちが案内された座敷席(四人~六人用)から見たテーブル席と、左側にチョットだけ見えるカウンター席

■座敷席の窓から見た景色。遠くに見える牧場までは、牛の餌用の草地畑が広がっています(この地帯は酪農が盛ん)

■小体ながら綺麗な店舗で、周りもキッチリと整備されています。駐車場は、駐め放題ですね!

■店横には水車と丹頂鶴を模したモノが右に見えます。こう言う場らしく、左側にトンボが!

■さすが鶴居村、見事なアングルの丹頂鶴。丹頂鶴はツガイで行動するので二羽でワンセット

■道道阿寒標茶線(243号)を走っていると、大きなお店の看板と幟が見えるので迷う事はありません

■メイン道路から幅が狭い砂利道を暫く下って行くと、あの店舗に辿り着きます。途中の車のすれ違いには気を付けましょう

来店履歴

2020年08月26日
鶴居村『雪裡/せつり』

店舗情報

店名 雪裡/せつり
電話番号 080-9581-1895
住所

阿寒郡鶴居村雪裡原野北10線東37

Googleマップで開く
営業時間

11:00~14:00

定休日

月曜日(祝日の場合は営業)

駐車場

店舗脇にたくさん駐められます

公式アカウント
  • 食べログ

Advertisement