札幌市白石区『とわりのもり』

2023年1月23日に手打ち蕎麦『さとやま』の支店がオープンすると、お店からDMをもらっていたので、本日その『とわりのもり』へ行って見ました。
なお、店名は十割(とわり)のもりそばをもじっている様です。
ここは町蕎麦『羽田商店』跡で、蕎麦店の閉店は製粉業界にとって死活問題なので、後継者を探したところ、『さとやま』さんが引受け居抜きの形でオープンに至ったそうです。

入店してお品書きを見ると、開業間も無いとの事で「もり・肉つけそばの温冷」のみの提供だったので、「寅の門」と銘打った肉つけそばを大盛りで注文した。
う~ん、寒い冬の季節なので、温かい種物のメニューが早く加わって欲しいですね。

■町蕎麦のお店を居抜きで使用。建物右側の通路奥に4台分の駐車スペースが用意されているが、雪だまりで3台分になっているかも…

■店内はそれほど広くなく、如何にも町蕎麦屋さん的な雰囲気。失礼な話、こういう感じのお店のテーブル席は狭いんですよね

■こちらは小上がり席で二卓あった。写真の右端に見える胡蝶蘭は、開店祝いのもらしい

■新規開業した月なのでメニューが実にシンプルだ。でも、温かい蕎麦が一種類くらいあっても良かったのでは…

ドンブリを覗くと、先ずは大量の刻み海苔と白胡麻がタップリで、麺は見えておりません。
そうか、「寅の門」とのメニュー名からすると、20年前に虎ノ門で開業して大流行りした(現在は閉店)『港屋』さんの「肉そば」をインスパイアしたものなのでしょうネ。

麺を穿り出すと黒っぽい田舎そばが現れた。コイツは『さとやま』で何度も頂いており、バシッと締まった味わいのあるヤツです。ここの店舗はそれほど広くないので打ち場が無い筈。きっと『さとやま』で打ったものを持ち込んでいるのでしょう。
今回は冷たいつけ汁で注文したが、寒い時季は温かいツユの方が食べ易かったかも知れません。

■配膳された時、「何だ、このタイプの蕎麦だったのか!」と些か気落ちしたのは事実。手打蕎麦店では見掛け無いよな…

■大量の刻みネギと白胡麻が煮た豚バラ肉に載り、それらが麺を覆っている。う〜ん、札幌では類似品を出すお店は数軒あるが手打ちでは無いか?!

■つけ汁はキチッと作られたかえしを使っているので旨味があり、辣油で辛さを調整している。しかし、ツユの量が圧倒的に少ない…

■この黒っぽい手打ち太麺は、見た目通りに歯応充分。歯がグラついている、歯茎が弱いなどの方々はご遠慮した方が宜しいヤツです

辣油で調味されたツユへ麺と一味だけ投入したり、ごっそりと刻み海苔と合わせたり、はたまた豚バラ肉と長葱に絡ませるなど、色々なバリエーションで楽しんでから、生卵を投じて黄身を割り麺に絡めて相好を崩した。(生卵は黄身だけの方がベターだったが…)

大盛り麺に対してつけ汁が少な目なので慎重に調整しながら完食できたが、ツユの量は改善して欲しいですね。(ツユが無ければ蕎麦は食べられませんもんネ)
〆にそば湯を頂いて、お会計の前にお膳を下げた。女店員さんに「お膳下げはセルフです」と、配膳された時にお断りを言われていたのです。

■つけ汁へ太麺をドボンしてから大量の一味唐辛子を掛け回した。うん、辛味はこれくらいで許してやろうか!

■これは、蕎麦の上に豚肉・刻み葱を載せてから一味唐辛子をひと振りしたところ。個人的には、もう少し長葱の量が多い方がベターだったな

■終盤戦になったら、満を辞して卵黄をツユへ投じた。黄身を割って太麺と絡めて食べると、卵付きには最高でしたわ

■器に残ったつけ汁が少ないので、少し白濁したそば湯を割り入れると、白っぽい色味になってかえしの旨みは感じなかった…

来店履歴

2023年01月29日
札幌市白石区『とわりのもり』

店舗情報

店名 とわのもり
住所

札幌市白石区菊水元町3条2丁目1−6 伊藤ハイツ

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営業時間

11時から14時

定休日

当面は金曜日〜月曜日

駐車場

店裏に4台

公式アカウント
  • 公式サイト

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