長沼町『よのすけ』

以前から気になっていた、長沼町の畑の中の手打ち蕎麦屋『よのすけ』さんに初訪問です。
民家を店舗で使っているタイプで、玄関脇の部屋と居間が客室になっていた。因みに、ここは『ちゃべ陶芸工房』を兼ねている様だ。

カウンター席に陣取っていると、「こちらの広いテーブル席でも良いですよ」と優しいお声掛けがあった。12時近かったのでお客さんが未だ来そうなのでやんわりとお断りした。
店内見渡すと、ここは70代と見られるご夫婦とお手伝いのオバちゃんの三名体制で営業している様だ。

■長沼町と南幌町の間の畑の中に幟が数本立っているので見付ける事ができた(ナビはピッタリの位置を示さなかったのだ…)

■民家の玄関に看板と暖簾が掛かっていて、中に入るには当然ながら靴を脱いで上がります

■紅い壁を右に曲がると玄関で、その右側に別の客室があった(この居間にはお客さんが居たので、写真が撮れなかった)

お品書きの品数はそれほど多くは無いが唆るモノが数点あった。近所野菜と海老の天ぷらの盛り合わせ・由仁町いとうさんの有機ごぼ天、それと黒板の本日のおすすめに書かれていた豚さら蕎麦。甲乙が付けられない中、つけ麺タイプの「豚さら蕎麦」を大盛りにして、麺を十割に代えて貰った。
黒板に、わざわざ「厚真産豚肉」と付記されていたので、美味しいお肉なんだろうと期待が高まった。

■「ご近所の野菜とエビの天ぷら」に目を引きつけられたなぁ。春なら「伊藤さんちのアスパラ天」を頂きたいですネ

■私が座ったカウンター席の目の前にお薦めの黒板があって、自動的に本日のお薦めに目が行ってしまった

■カウンター席の上には短冊型のお品書きが掲げられていた。あれれ、牛蒡天は秋の収穫まで中断しているのか…

15分ほどで配膳され、温かいつけ汁には豚バラと筒切りの長葱がゴロゴロ入っている。しかし、つけ汁が少な目だな、大丈夫だろうか、麺だけ残ったらヤバイよな、と不安げに箸を持ち上げた。
筒切りの大きな長葱には焦げた箇所があり、炙ってからつけ汁と合わせたのでしょうか。コイツを豚バラと一緒にパクつくと、メチャ旨くて、たくさん入っていたので充分堪能できました。(長葱多目の追加があれば、絶対にやりますネ!)

■配膳されて一番目を引いたのは食べ物ではなくて「箸袋」で、可愛いですねぇ。センスが良いわ!

■つけ汁の水位(?!)を見て下さい、随分とツユの量が少ないじゃありませんか!

■太めの長ネギを筒切りにしたものを炙ってから汁と合わせたので、香ばしくて柔らかくてネットリして美味しかった

■「厚真産豚肉」はバラ肉が使われていて、脂身が油っこくないのが特徴でしょうか

十割そばは麺厚が薄目の平打ち。麺からはバシッと締まった歯応えを余り感じないが、柔らか過ぎでも無い、スルスルっと食べ易い食感でしょうか。(一方、定番の二八で打った蕎麦は、どんな感じなのか気になってしまった)
三口目にはテーブル常備の七味唐辛子を振り入れた。あれれ、これって中身は山椒じゃん。でも、豚肉にはこれも合いますねぇ〜。
大盛りとは言え麺の量がそれほどでもなかったので、少な目のつけ汁が何とか間に合って良かったわ。

■きしめんの様な形状の平打ち麺。これをもう少し幅広にして手揉みすると、あの『さくら』の麺になりますネ

■少し硬そうに見えるがそんな事はありません。しかし、大盛りなんだけど、もう少し量が欲しかったなな…

■汁が少ないので上手にツユの味を吸わせなければネ。麺の上には緑がかった山椒が掛かっております

カウンターの上にずらりと並んでいた急須は、『ちゃべ陶芸工房』で作陶したものなんでしょうか。そば湯入れは、それを使っていて湯桶タイプよりも使いやすかった。なお、そば湯は釜湯を使っていて、〆で一杯だけ頂いてお会計です。
黒板に書かれていた、「本日の天ぷら  ご近所の野菜盛り合わせ」が凄く気になるので、再訪決定ですが、もう北海道は寒くなっているので、来年の話になりますね。

■釜湯のそば湯は斬新な配色の急須(?)に入っていた。お茶碗へ一杯注いだが、それは飲まずにつけ汁を割ったのを飲み干してお会計

■カウンター席の目の前に急須が8個並んでいて、そば湯用らしい。お客さんが使用中のを入れると、10数個はあるのでしょうネ

来店履歴

2022年10月16日
長沼町『よのすけ』

店舗情報

店名 蕎麦屋 よのすけ
電話番号 0123-88-3314
住所

夕張郡長沼町西6線北4

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営業時間

[月・木・日] 11:00~15:00  [金・土] 11:00~15:00 17:00~20:00

定休日

火曜日、水曜日

駐車場

店横 7〜8台

公式アカウント
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