札幌市南区『此花』(6回目の投稿)

2020年の外食第一弾は、手打蕎麦の繁盛店『此花』で冬季間だけ提供される「カレー南蛮」です。このメニューは毎年欠かさない様にしており、昨冬は二度頂きました。
お店には開店前の11時20分に到着できたので、久々の一番手で入店です。
女将さんがお茶を持って来て、「お決まりなりましたらお呼び下さい」と言った途端、「カレー南蛮で」と鸚鵡返しの注文。
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着丼したドンブリを眺めると、トロミがあるカレー汁に艶を感じます。その滅茶苦茶に熱いツユから麺を引っ張り出すと、湯気が濛々と立ち上った所為で眼鏡が曇ってしまい、裸眼でボヤけながらも具材を確認します。
柔らかい鶏モモ肉とシャッキリ感が残る長葱の筒切り、これに加えて焼き色が綺麗についた三角の薄揚げ。ネギ好きなので増量が出来たらなぁ…と前回も呟いておりました…
カレー風味に食欲を掻き立てられながら、七味唐辛子を何度か投入して行くと、じんわりと額に汗が滲んで来ます。
黒松内産の「奈川在来種」を主体に美幌産「キタワセ」を調合して打った中太麺が伸びない内にと、ガンガン箸を進めます。

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〆には毎度の様にトロトロの蕎麦湯を二杯楽しみ、大満足でお会計。あ~、これに小ライスがあれば、もっと充実した気分でご帰還できるのだけれども…
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帰り道で銀行に寄って書類を渡された時、老眼鏡をお店に忘れた事に気付く。う~ん、寄る年波には勝てず、そろそろ呆けが来たか…

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■「カレー南蛮」のドンブリからは、チョット見難いですが右上の右方に向かって湯気が立ち上っています。あ〜、見るからに旨そうだ!

■此処の「カレー南蛮」の一番の特徴は、ドンブリの上の方に見える焼いた三角状の油揚げ。以前は天カスでしたが、本音ではそちらの方が好み…

■調味料は一味唐辛子と七味唐辛子が常備されています。いつも混ぜて使いますが、今回は七味だけをたくさん振り入れて楽しみました

■麺を食べ進むうちにも一味唐辛子を振り入れながらなので、最後の方ではかなり辛いカレー汁になります(だから、小ライスが欲しいのです…)

■中細麺と中太麺の間の太さを何と表現するのか分からないので、便宜上、中太麺と書いています。やはり温かい蕎麦は伸び易いので、火傷覚悟で食べ急ぎます

■「カレー南蛮」で使われるお肉は、豚肉派と鶏肉派に別れますが、当店では鶏もも肉が使われています(適度な歯応えで食べ易い)

■お品書きどおり南蛮[長葱]が使われていますが、焼く- 焼かない、筒切り-斜め切り、お店それぞれの流儀があって観察するのが面白い!

■残ったカレー汁を蕎麦猪口へレンゲで二杯ほど掬い入れて、別誂えのトロトロ蕎麦湯を注ぎ込みます。これを、いつも二杯頂いてからお会計です

■開店当初から使われている、挿絵風のお品書き

■繁盛店になってから、かなり品数を絞って来ていますが、天ぷらは復活して欲しい所です(天丼も!)

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前回、老眼鏡(正しくは中近両用メガネ)を忘れてしまった手打蕎麦『此花』へ。
お茶と忘れ物を持って来てくれた女将さんへ「つけとろ大盛りで」と注文。当店のお品書きは全部食べているので、次回は、一番人気の「しいたけせいろ」へ戻って見よう。

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せいろには他店の大盛りより多目の蕎麦が載っていて、とろろには青海苔が一列で掛かっています。とろろと言えば卵黄が付く事が多い中、鶉の卵が添えられています。
バシッと締まった中細麺をツユを纏ったとろろ汁へ投じてズルズル。う~ん、旨いわ!自宅でも、とろろ蕎麦を作りますが、ヤッパリ麺もツユも全然旨い。(当たり前か…)
食べ始めは、少量のワサビを蕎麦にまぶして、その風味で食欲を刺激してやりますが、三口目からは使いません。

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とろろ蕎麦の一番の難点は、何の抵抗もなくスルスルッと喉奥へ吸い込まれる食べ易さですネ。いくら麺の量が多くても、アッと言う間に完食してしまいます。
今回も、ご多分に漏れず数分で麺が無くなり、トロトロの蕎麦湯を二杯頂いて退散しました。

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■此処の「つけとろ」を頂くのは十数年振りです。その時は、鶉の卵に代えて卵黄にして貰った記憶が…(卵黄の方が、旨味が強い感じがします)

■とろろへ一直線に青海苔が掛かっていて見映えが良いですネ。かつ、擂鉢の器がまた渋くて好みです!

■セイロに盛られた蕎麦ですが、大盛りとは言え結構な量です。以前、打ち方が二種類あっ頃は二人前食べたのですが、今は無理かも…

■蕎麦ツユを注いで、ネギと少量のワサビと一緒に蕎麦を手繰り込みます。ワサビを多く入れると、とろろの優しい味の邪魔になるのでご注意を!

■とろろ汁をタップリと絡めて啜り込むと、何と言う事でしょう、蕎麦ととろろの旨味がいとも簡単に胃の腑へ落ちていきます

■別誂えの蕎麦湯の器を覗いて見ました。これを、とろろの器で二杯飲むとお腹がパンパンに!

■挿絵風の「つけとろ蕎麦」のお品書き

■冷たい蕎麦のお品書きで復活を望むのは「納豆蕎麦」です。これを夏の時期に食べると、食欲が復活した事があります

■一人で入店の際は、5席のカウンターの奥側に座る事が多い。当店は夫婦だけの営業なので、全15席のキャパが丁度良いのでしょうネ

■今年の冬は雪が少ないので、お店の前の庭には雪がわずかしか積もっておりません

来店履歴

2020年01月26日
札幌市南区『此花』(6回目の投稿)
2019年03月02日
札幌市南区『此花』(5回目の投稿)
2018年12月25日
札幌市南区『此花』(4回目の投稿)
2018年12月03日
札幌市南区『此花』(3回目の投稿)
2017年06月22日
札幌市南区『此花/このはな』

店舗情報

店名 蕎麦屋 此花
電話番号 011-595-5588
住所

札幌市南区藤野2条10丁目1-16

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営業時間

11:30~15:00

定休日

水曜、第1・3木曜(祝日の場合は翌日)

駐車場

店前に4台

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