十勝 帯広市『ぱんちょう』

元祖豚丼の『ぱんちょう』は昭和8年の創業で、「十勝(帯広)名物=豚丼」のイメージを創り上げた功労者です。今や全国的に豚丼の認知度が高くなって、十勝中の食堂・ラーメン店・蕎麦屋などでも「十勝名物」と銘打って提供しているお店が数多くあり、当店に加えて『ぶたはげ』・『はげ天』・『とん田』・『いっぴん』がつとに有名です。
正月・GW・夏休み期間などの連休の際は、有名店には大行列が出来て、特に『とん田』の行列の長さは見事なものです。(行列を避けるには、15時過ぎが狙い目でしょうか…)

『ぱんちょう』では昔から蓋付きの丼が使われていて、私が初めて食べた数十年前から同じ”唐子柄”です。(唐子柄=中国の唐時代の子供が絵柄で描かれている)
豚丼が届いた時に、「お肉が蓋にくっ付く事がありますので、お気を付け下さい」と、配膳のおば様から注意のお声掛けがあります。(何十回も食べていますが、一度もくっ付いた事はありませんが…)

当店の豚肉は厳選されたロース肉を使用していて、大き目に捌かれた肉片は厚みがあります。これを網焼きにして甘さ控え目のタレを纏わせて、香ばしい匂いと共に白いご飯に載せる訳です。他の具材はグリンピースが5-6粒だけで、実にシンプル。しかし、柔らか過ぎず硬くもないロース肉とご飯の相性が抜群なので、ワシワシと箸が進みます。(残念ながら、いくらご飯が進んでも大盛りは御座いません…)
豚丼は、肉の量が多い順で「華・梅・竹・松」とランクがあリ、男性ですと梅か竹が肉とご飯のバランスが良いと思います。
なお、味噌汁は別料金で「わかめ・なめこ」が用意されていますが、こればかりは昔から唯一の不満点。上質の材料を使っているので、ある程度お値段が張る豚丼ですから、味噌汁くらいは付けて頂きたいものです。(と言っても、八十数年これでやっているのですから、変わらないでしょう…)

■席に座ると、お店のおば様がこのセットを持って来てオーダーを取ります(車でなければ、この漬物でビールを頂くのですが…)

■『ぱんちょう』では長い間、この”唐子柄”の丼を定番として使っています(時々、新調しているので、要チェック)

■これは私が一番多く注文している「梅」で、お肉の香ばしい味を堪能出来ます

■結構厚めに捌かれているロース肉ですが、脂身がしつこくなくて実に美味しい!

■壁に貼られたお品書き。メインは豚丼しかありませんので肉の量で選択して下さい

■札幌在住で十勝出身の親類などへ『ぱんちょう』の豚丼をお土産にすると、大変喜ばれます

■お土産用豚丼は一種類のみです(以前は、電話でもお土産を受付けておりましたが、現在はどうでしょうか?…)

■肉の量は「松」程度でしょうか? これをチンして頂くと、店内と同じではありませんが、結構行けます!

■お米は新潟県は佐渡産なんですね。ご飯はドンブリもの用に硬めに炊かれています

■この豚丼も「梅」です。ロース肉を大き目に縦方向で捌いているのが分かります

■これまた「梅」ですが、ロース肉の厚みと網焼きの炙り具合が良く分かる写真です

■夜営業は19時までですのが、繁忙期は15時以降がすんなりと着席できる様です

■壁には掲げられた、お客さんへの感謝の気持ち(さすが、老舗です)

■この豚丼は「竹」で、肉とご飯のバランスが一番良いメニューです(なめこ椀を付けました)

■外に待ち客がいないけれど、店内は混んでいるのだろうなぁ…と入店して見ると!

■平日の14時過ぎに入店、何と先客が二組だけ…何十年も通っていますが、こんなに空いていてビックリ!

来店履歴

2018年07月29日
十勝 帯広市『ぱんちょう』

店舗情報

店名 ぱんちょう
電話番号 0155-22-1974
住所

帯広市西1条南11丁目19

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営業時間

11:00~19:00

定休日

月曜日・第1と第3火曜日(祝日の場合営業、翌日休み)

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