札幌から高速を使わないで2時間弱の日高町『いずみ食堂』へ。開店の15分前に到着すると、既に7~8名が暖簾上げを待っていて、駐車場へはドンドン車が入って来る。約20年振りだけど、相変わらずの人気の様です。
入店して注文を通した頃には、二階を使うと100席もあると言う広い店内が満席となり、外の並びが段々と長くなる。さすが、鄙に稀な大繁盛店ですわ。
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注文は「タコかき揚げ天そば」にきのこ単品を追加。チラッと「大盛りにするか…」と頭を過ったが、腹パンが過ぎて帰りの運転が危うくなるので自重です。
大きいドンブリから湯気を上げながら「タコかき揚げ天そば」が登場。
タコかき揚げには南瓜・牛蒡・人参が混ざっていて、その周りを大量のキノコが犇いているので、写真では「ゴチャゴチャとしていて、ドンブリの中は何が何だか分からん」状態になっています。 (窓からの明かりで写真映りイマイチ…そして、デジカメを忘れて古いiPoneだったし…)
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でも、例の平打ちの捩れた太麺を引っ張り出してガッツクと、「あ~うんまいわ」と声が出てしまう。同行の友は「こりゃ参ったぞ。暫くが他の蕎麦が喰えんなぁ~」と相好を崩して掻き込んでいる。 右隣の席からも、「うんうん、ヤッパリこれだよなぁ~」、「そ~だねぇ、ホント旨いわぁ」との声が漏れ聞こえて来ました。
この捩れた太麺、お箸で手繰るとニョロニョロっと揺れ動いて制御しにくく、その太さ故に啜り込み難いのが、逆に面白くて楽しみの一つです。
都会的な洗練さは無くとも、何とも言えぬ優しい味の蕎麦ツユが好みなのですが、何せ全体的な量が多いので完飲に至らず終い…
20年前は、大盛りにしてツユは一滴も残さなかったのですが…
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2016年に札幌に『さくら』が開業。当店は『いずみ食堂』で修行した身内の方なので、札幌の『いずみ食堂』ファンが挙って来店して繁盛店に。そして今では市内に4店舗も構えています。
私も『さくら』を利用している内に、『いずみ食堂』からはすっかり足が遠のいましたが、やはり「本店」は旨かったです!
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■ドンブリを覗くと、手前側にキノコ群が犇いていて、奥側にタコのかき揚げがチラリと見えます。しかし、ごちゃっとしていて分かり難い…

■ドンブリ手前側にタコのかき揚げがあって、タコ・牛蒡・南瓜・春菊が見えますが、蕎麦ツユの熱さでバラバラ気味になっています

■辛いもの好きですが、ここの優しい蕎麦ツユには無闇矢鱈に一味唐辛子をぶっ掛ける訳には参りません。いつもより少な目にしています…

■ごそっと入った平茸・シメジなどを避けると、縮れと言うよりも不自然に捩れた平打ち麺が現れました

■箸で思いっ切り麺を持ち上げても、ニョロニョロしてこちらの思いのママには制御できません…

■朦々とした湯気がドンブリの右上に見えているのが、同行者が注文した「ブタ肉山菜天そば」の勇姿(?!)です

■注文取りのオネーさんは漬物を持って来て「注文がお決まりでしたら、呼びボタンで」と言って直ぐに去って行きます(大混雑で、慌ただしい…)

■お品書きのこのページは、天ぷら系の温かい蕎麦が並んでいます(次回は、ごぼう天に玉子を追加したい)

■こちらが肉系の温かい蕎麦のページ。どのお肉のメニューも具材が同じです(ブタ肉入りの蕎麦がオススメ!)

■このページは冷たい蕎麦の一部です。個人的には、温かいメニューの方が合っている様な気がします

■開店前の様子で、シャッターの右側の見えない場所に、暖簾待ちのお客さんがズラリと並んでいました

■いざ暖簾が上がってドドっと入店。お店のオネーさんが一組ずつ席の好みを聞いて、手際良く差配していました

■食べ終わって車に乗った所から店前をパチリ。八人ほどの並びが見えますが、店内の待ち席もビッシリ!
来店履歴
- 2020年07月03日
- 日高町『いずみ食堂』
店舗情報
店名 | いずみ食堂 |
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電話番号 | 01456-2-5302 |
住所 |
沙流郡日高町緑町41-22 |
営業時間 |
[4~10月] 11:00~20:00 [11~3月] 11:00~19:00 |
定休日 |
年始・不定休 |
駐車場 |
店前横向い 約30台 |
公式アカウント |