札幌市『蕎麦:惜しくも閉店(1)』

私は、札幌市内で200軒くらいのお蕎麦さん(手打ち蕎麦が中心)を訪問しましたが、惜しくも閉店した店舗も多々あります。その中で、今でもヨダレが出るお店を掲載します。

●手稲区『道光庵』
三色もり:左から、田舎は噛み応え充分の太打ち、茶切りは緑色が際立って何とも良い緑茶風味、胡麻切りは口に入った途端に胡麻の香りが広がる超細打ち麺。こう言う江戸系の趣味蕎麦が無くなったのは痛手です!

●西区『わひろ』
親子せいろ:細麺の更科が本来のプリプリを発揮していて見た目だけで旨さが伝わります。チト玉子の綴じの具合が煮詰まった感じなんだけどこれがツユを充分含んでいて実に宜しいんです(見た目は宜しく無いけど…)。

●東区『久』
この中細の二八蕎麦は若干緑がかっていて、切り口を見ると見事な程に「真面目さ」を感じます。これを濃い目の鴨汁に浸けてズルズル手繰っていると、僅か4分で完食です。 旨いものはアット言う間に無くなる!

●西区『枯淡』
このお店は摩周産(摩周湖近隣の農家が生産)の全粒粉を使った細打ちで、これは冷たいかき揚げ蕎麦です。牛蒡が主体のかき揚げを横から見ると高さは8cm以上あって、サクサックっとした食感が忘れられません。

●『三気粒』
このお店の蕎麦は外皮を挽き込んだ様な茶色の平打ち中細麺です。写真は温かい蕎麦なので、食感はやや柔らか目でムチムチっとした食感でした。冷たい蕎麦はカッチリとした硬めだったなぁ。。。。

●『生粉紡』
板もり(200g)に辛み大根を追加したのですが、色んな薬味とか漬物が付いて来ます。蕎麦は太めでカッチリ締まった十割、汁はかえしを良く寝かした非常に柔らかい風味、これはナマラ旨い〜!

ここの「薬膳カレー」は蕎麦屋のカレー南蛮ではありません。本格的なスパイスで仕上げた色味のカレー蕎麦を頂くと、ジワジワっと汗が噴出します。辛味をリセットできるオニギリが付いるのが嬉しかったなぁ〜。

 

 

来店履歴

2017年03月23日
札幌市『蕎麦:惜しくも閉店(1)』

店舗情報

店名 道光庵、わひろ、久/ひさし、枯淡、三気粒/さんきりゅう、生粉紡/きこぼう

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