昨年末に電話で「牡蠣そばやってますか?」と聞いた所、「未だ提供出来てません」と店主の返答でした。しかし、時間をおいて訪問して見ると、ラッキーな事に牡蠣そばがありました。
記録を辿って見ると何と三年振りの訪問で、その時も「牡蠣セイロ」を頂いていました。
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湯気が朦々と立ち昇るつけ汁が登場。他店よりもかなり濃い色をしたつけ汁は、牡蠣に粉を振って軽くソテーした時の油分を含んでいるのと、牡蠣・長葱の旨さが混じってとても風味豊かです。
軽くソテーされた牡蠣はプリッとした食感で、生のままで使われるよりも牡蠣の旨味が逃げないので、味が濃い様に感じます。
麺は石臼挽きの粉を使った中細麺で、以前よりもややザラ付き(粗挽き粉使用?)があって、自分好みです。 (以前は、摩周産のそば粉を使っている印として、店外にその幟がはためいていましたが、この日は幟がなかったので、摩周産なのかは不明です)
いやはや、実に残念な事に大盛りで注文をしなかった所為で、ズルズル掻き込んでいると、アッと言う間に完食となってしまいました。久々に訪問したので、店舗のあちこちをチェックしていて「大盛りで」と言う文言を失念した様です…
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久々にお会いした店主は、三年前よりも体型がスッキリした感じで、「一月に入ってから牡蠣蕎麦を始めたんだネ」と話し掛けると、「一人で営業している時もあるので、手間の掛かる牡蠣は大変ですわ」とのご返答。来年も牡蠣蕎麦を出せる様に頑張って欲しいです!
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■三年振りの「牡蠣セイロ」ですが、以前よりもつけ汁の器が大き目になっていて、蕎麦を盛ったザルも変わっていました

■大き目の器に入ったつけ汁から湯気が出ているので、ツユの色がハッキリしませんが、一般的なつけ汁よりはかなり濃い色をしています

■以前の麺は、如何にも二八蕎麦と言ったツルンツルンの喉越しでしたが、今回食べたのは若干ながらザラ付きを感じるタイプで、風味が良かった

■やや大き目の牡蠣は四個入っていて、これがプリッとした食感で実に美味しい!これなら牡蠣増しで六個くらいは欲しいですね

■中細麺にタップリと美味しいツユを吸わせてから一気に啜り込む作戦。濃い目に仕上げたツユはそのまま飲んでも旨い!

■一回でこれくらい手繰っていると、6~7回で麺が無くなりました。やはり、冷たい麺は大盛りで注文しなければなりません

■〆はいつもの様にそば湯(サラサラ系)を二杯飲んでからお会計ですが、美味しいツユが未だ残っていたので、そば湯のお代わりをした方が良かったか

■「牡蠣セイロ」が書かれているので、冬季間用のお品書きですね。麺が中細なので、温かい蕎麦には大盛りはありません

■一人で訪問したので案内されたのは八人掛けのカウンター席。席からはお店の裏側の庭が見えるのですが、未だ一面は雪!

■カウンター席の後ろ側には、四人掛けテーブルが三卓あります(全20席)

■正式名称は『そば切り なかむら』で、あの高橋名人の系譜と聞いております(札幌では『正直庵』も高橋名人の系譜ですね)

■お店は、4車線で交通量が結構ある「大曲通」に面してしますが、周りは住宅街なので手打蕎麦屋さんとしては、決して好都合な立地ではありません
来店履歴
- 2020年03月12日
- 北広島市大曲『なかむら』(2回目の投稿)
- 2017年03月25日
- 北広島市大曲『なかむら』
店舗情報
店名 | そば切り なかむら |
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電話番号 | 011-377-1223 |
住所 |
北広島市大曲光2丁目1-6 |
営業時間 |
11:30~15:30 18:30~20:30(予約制) |
定休日 |
水曜日 |
駐車場 |
店前に4〜5台 |
公式アカウント |