十勝 帯広市『小川』

2022年11月に本別町から帯広市へ移転オープンした手打ち蕎麦『たじま』へ行って見たが、お休みだった。(毎週の定休日は知っていたが、毎週じゃ無い方の休みは知らなかった…)
って事で、食欲中枢は「手打ち蕎麦」をターゲットにしているので、それじゃぁ「豚丼」に鞍替えするかとはならず、近場を脳内サーチすると『小川』が引っ掛かった。そうか、ここは5年振りの訪問だな。

古いが趣のある建物は、明治44年開業の小川醸造酒蔵のを一部改修したもの。蕎麦をそっちのけで店内の写真を撮りまくる古民家オタクが来店する様になった為、店内は商品以外の撮影は禁止となってしまっている。(せめてお品書きは撮らせて欲しかったな)
さて、注文は「御前そばせいろ」と「田舎かしわそば」だ。二食ぐいにしたのは、当店は江戸蕎麦系なので量が少ないからです。

◾️表玄関側から見た建物で、後ろの方に向かって建物が伸びている感じが出てないね。壁を改修しているので古さは店内の方が感じる

◾️こちらは裏側にある駐車場から入る玄関。殆どのお客さんは車で来るので、こちらの裏玄関を使う事が多い

「御前そばせいろ」には本わさびが添えられていた。蕎麦の実の中心部分を挽いた粉を、更科粉とか御前粉とか言うようで、当店では「御前」を使っているんですね。
熟れたかえしを使ったもり汁へ、白く透明感のある麺を半身浴させて手繰り込むと、おお、見た目よりもず~っとプリッとした食感だ。やはり更科系はこのぷりぷり感が信条だよな。
『更科そば』を売りにしているお店は多いが、キッチリ打っているとこんなに良い食感になるんだ。美味し過ぎて30秒で完食してしまった。

◾️「御前そばせいろ」は実にシンプルな出立ちで配膳された。う〜ん、お膳は随分と時間経過を感じますねぇ(塗り直ししては…)

◾️蕎麦の実の芯を使う御前(=更科)そば、ここのは綺麗な白さで特に透明感と光沢感がありますネ

◾️本山葵を使っているので、キリッとした辛味と香りが良かった。熟れたもり汁から一気に白い麺を手繰ると、食感の良さにビックリする筈だ

せいろを食べ尽くすと20秒後に「田舎かしわそば」が配膳された。具材は鶏胸肉と長ネギだけのシンプルスタイル。やや黒っぽい中太麺を頬張ると、そば粉の旨みが口中に広がって来るヤツだな。
個人的には「かしわそば」には腿肉が一番合うと思っていたが、胸肉がこの様にシットリ仕上がるなら考え直そうか…
やっぱり温かい蕎麦ツユもかえしが良いので、全く雑味が無くてメチャ美味い。兎に角、ガンガン飲んでしまって、完飲直前でやっと寸止めできた!

◾️「かしわそば」が登場! これまたシンプルな見た目ですねぇ。蒲鉾・ほうれん草・手まり鞠麩なんかが加わると見映えが上がるんだが…

◾️一味をパラリと掛けてから手繰り込みます。蕎麦ツユに繊細な旨みがあるので、いつもより一味唐辛子は控え目にした

◾️黒っぽい中太麺はいかにも田舎蕎麦らしい感じだね。口の中で噛まれた麺の間からそば粉の旨みが広がるんですわ

◾️多くの蕎麦屋さんの「かしわそば」あるいは「とり南蛮」には腿肉が使われる事が多いけれど、ここのは胸肉だった。うん、旨いわ!

来店履歴

2023年05月26日
十勝 帯広市『小川』

店舗情報

店名 そば 小川
電話番号 0155-25-2580
住所

帯広市西1条南6丁目20

Googleマップで開く
営業時間

11:00~13:00頃(そばが無くなり次第終了)

定休日

月曜日

駐車場

店裏に5~6台ほど

公式アカウント
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