札幌市中央区『札幌ラーメン共和国 過去の出店』

2004年10月、JR札幌駅前の「札幌エスタ」10階レストラン街にオープンしたフードテーマパーク『札幌ラーメン共和国』には、北海道を中心に各都道府県から集まったラーメン店8軒が365日休まず営業しており、札幌市民はもとよりたくさんの道外・海外の観光客の方に利用されています。
『白樺山荘・あじさい・梅光軒』は10年間以上ここへ出店していますが、多くのお店は契約期間の関係なのでしょうか、2年程で入れ替わって行きます。
ここでは、2018年5月時点で出店期間が終わっているお店を紹介します。(私の持っている過去のお店は6軒だけでしたが…)

■神奈川県秦野市『なんつッ亭』
『なんつッ亭』と言えば、白い手拭いを鉢巻代りにした特徴的な風貌で有名な店主を思い浮かべますが、ここには2009年10月~2011年3月の出店でした。
ここで食べたラーメンは「にぼ豚ラーメン」に味玉とネギを追加しています。濃厚豚骨と煮干しのWスープで、非常にコクがある飲み口でした。そこへ、小皿に盛られた小口切りと白髪に切ったネギを投入するのですが、一度に入れられる量ではなかったので、三度に分けて投入しました。(白髪ネギはチョット食べ難い)
麺は食感の良いストレート太麺で、量が多いのでラーメン好きには嬉ばれたでしょうネ。

■濃厚豚骨スープを強調した感じの煮干しらーめんで、スープが美味い!(左側の小皿に大量のネギが…)

■若干平たいストレート太麺は最後まで伸びなくて、こう言うタイプも好みです!(麺の向こうにはアルマイト薬缶)

■完食すると”うまいぜベイビ〜”と言う文言が現れました(確かに旨いけど…)

■壁に貼られた「うまいぜベイビー」と「にぼ豚」では、一目で前者を選択する人が多い筈ですが、私は”期間限定”を選びました

■残ったスープへライスをドボンせよと書かれていますが、個人的には辛味が無いスープにはライスを入れたく無い派です

■白い手拭いの鉢巻の創業者は良く知られています。その下のラーメンは「黒マー油豚骨醤油」

■東京都中央区『けいすけ』
この店の系列は、『初代 けいすけ~九代目 けいすけ』や『肉そば けいすけ』など様々な形態のラーメン店を展開しているようで、海外進出も行なっています。(国内にはフランチャイズ店が多い)
『札幌ラーメン共和国』に出店したのは、黒味噌ラーメンが売りの『初代 けいすけ』系で、私は味玉入りで注文しました。
真っ黒なスープの味噌ラーメンは『春一家』でしか食べた事がなく、札幌では珍しいです。
味噌ダレは七種類の味噌に竹炭を混ぜて塩っ気の角を取っているそうで、まろやかながら山椒を感じる特徴的な味です。麺は札幌っ子が好む黄色い縮れ麺でした。

■漆黒のトロリとした黒味噌スープはかなり濃そうに見えますが、円やかでちょっとスパイシー!

■東京発の有名店が、札幌系の低加水で黄色い縮れ麺を使うとは思っていなかった…

■メニューには人気No.1として「黒味噌らーめん」がトップに掲げられています

■ラーメンの美味しい食べ方は、最後にライスをスープにぶち込むと書かれております(キャラクターは創業者の竹田敬介氏)

■店前に置かれた看板の「黒味噌ラーメン 味玉入り850円」を見て直ぐに入店(黒味噌の文言にやられた…)

■江別市『銀波露』
『銀波露』は札幌市のお隣の江別市が発祥で、現在では札幌市豊平区にも支店がありますが、『札幌ラーメン共和国』への出店は2011年10月-2013年9月まででした。
当店は北海道産の食材に拘っている様で、道産豚のゲンコツを半日以上かけて煮出して、濃厚でコクがあるスープに仕上げています。
私が頂いたのは「北海道とんこつ味噌」に味玉を追加。これは何と、別添えの道産パルメザンチーズをスープへ投じて食べると言うユニークな一品。まぁ、濃厚な味噌スープなのであらゆる味を包み込む力があるのでしょう、違和感はありません。本当は、一味唐辛子を控えた方がチーズ感がハッキリする様ですが、ガッツリ振り入れてしまっています。(OMG、あとの祭りか…)

■粉チーズをチャーシューの上に掛けてから、一味唐辛子を振り入れたのですが、量が多すぎた様です…

■麺は札幌系のど真ん中の黄色い縮れ麺ですが、若干縮れが少な目です

■着席すると目の前に期間限定の「厳選 北海道とんこつ味噌」があったので、迷わず注文!

■お客さんが見えないのは、丁度団体のお客さん達がゾロゾロっと出て行った所でした

■東京都世田谷区『ひるがお』
昼は塩ラーメン専門店『ひるがお』、夜は『せたが屋』と言う二毛作ラーメンの先駆けなのですが、『札幌ラーメン共和国』へ出店していた2012年10月2013年3月の期間は、昼夜通しで一毛作でした。
この時に注文したのは「ひるがお盛り」で通常の塩ラーメンよりも味玉・ワンタンとチャーシューが一枚増しになっています。
スープは干したホタテ貝柱をメインに鶏ガラと煮干しを合わせて、ベトナム産の海水塩で調味しているとの事で、実にコク深い味に仕上がっています。麺は北海道産小麦を使った、チョット色白のパツパツ系ストレート細麺。これは硬目に茹でて貰うと最高です

■手前のあおさ海苔の下にチャーシューが二枚隠れていて、左側にはワンタン二個が確認できます

■切り口が四角で白っぽいストレート細麺は硬茹でにして、パツンパツンの食感で頂くのがベターです

■このメニューには『せたがや』の影響からか醤油・味噌ラーメンがありますが、東京本店は塩味ラーメンしかありません

■看板には「塩らーめん専門店」と書かれています(ここの出店を終えた後に、ススキノでこの看板を揚げましたが、今はありません…)

■札幌市東区『拉麺 Shin.』
つけ麺と煮干しラーメンで札幌市内に三店舗、道外にも二店舗を構える『拉麺 Shin.』の出店は、2012年10月〜2013年9月と短い期間でした。
メニューを見ると、私の好きな「にぼちゅう」はありましたが、本店がメインとしている「つけめん」の種類が少なかったので、チョット肩透かし気味でした。
こうなると選択肢は一つ切りで「にぼちゅう」を注文。煮干しラーメンが得意な『にぼShin. 北24条店』で食べたものとチャーシューの形と部位が違っていたので少し心配になりましたが、若干ながら煮干し感が薄いくらいで美味しく完食しました。

■濃厚な煮干しスープはトロリとした感じが見て取れます。チャーシューはロースの様ですが、本来はバラ肉の横長タイプです…

■プリプリっとした黄色い中太縮れ麺が、丁度良い茹で加減で提供されました

■カウンター席の様子(お昼時は混雑しているので、着席してから15分は待つ事になります…)

■店舗脇の壁に貼られたメニュー。共和国限定「にぼちゅう」ですが、『にぼShin. 北24条店』の一押しメニューです(チャーシューの形状が違うから共和国限定なのかなぁ…)

■札幌市手稲区『きちりん』
塩ラーメンが売りの『きちりん』の出店は2013年10月~2014年9月までで、『拉麺 Shin.』と同様に短い期間でした。『きちりん』は北区と石狩市に支店があり、全店とも足並みが揃ったメニューで対応している様です。
ここで頂いたのは当然ながら「塩ラーメン」で、チャーハンとのセットで注文しました。
このクリアなスープは、鶏ガラ・魚介・野菜をバランス良く配合して、「食べ飽きないラーメン」を目指して仕上げている様で、実際、アッサリでスッキリした飲み口は確かに飽きずに完飲できます。
加水が高目で札幌系の様に見える中細麺は、その実、札幌系より縮れが少なくて、歯応えがよりツルシコで気に入りました。
なお、ミニチャーハンは”ラーメン屋さんのチャーハン”らしく、少ししっとりしていて、スプーンで食べ易いタイプ。これをパクついてスープで流すとアッと言う間に完食へ!

■塩ラーメンとミニチャーハンのセットをランチで頂くと、午後からは仕事ができなくなりますよね…

■厚切りの旨そうなチャーシューにはたっぷりと胡椒を振り入れています

■中華料理のパラパラタイプのチャーハンも良いですが、やはりラーメン屋さんのがしっくりします

■当店の一番人気は、塩ラーメンとミニチャーハンのセットです(一応、味噌・塩味もあります)

■『札幌ラーメン共和国』の入口では、「ら・ぶー」と言うらーめん神がお出迎えしてくれます

来店履歴

2018年05月18日
札幌市中央区『札幌ラーメン共和国 過去の出店』

店舗情報

店名 札幌らーめん共和国
電話番号 011-209-5031
住所

札幌市中央区北5条西2丁目 エスタ 10階

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営業時間

11:00〜22:00

定休日

年中無休

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