札幌市中央区『長命庵』

札幌市内で韃靼そばを通年で提供しているのは『喜心』と『長命庵』の二軒だけでしょうかネ。『長命庵』は韃靼を自家栽培までしている希少なお店との事で、今回初訪問して見ました。
ちらっとネット検索をして見ると、道内には蕎麦を自家栽培しているお蕎麦屋さんが十軒以上ある様なのですが、韃靼は非常に珍しいですね。

■『長命庵』は環状線沿いで地下鉄西28丁目駅の入り口があるビルの地下にあり、如何にも韃靼蕎麦らしい色の幟が目印です

■ビルの地下に入って、右に降りれば地下鉄改札口で、真っ直ぐ行くと飲食店街に出ます

■地下通路正面に『長命庵』の韃靼そば色の暖簾が見えています。この通路では11時ピッタリだったのですが、暖簾が上がっていました

お店はビルの地下にあって、11時1分に入店すると、既にカウンター席に先客がおられました。
ここでは、ごま・韃靼・十割の三種類の内から二種類選べるお試しメニューがあるので、韃靼(小セイロ)と十割(並セイロ)にごぼう天を追加して見た。
通常ですと、お試しなので選んだ二種類の蕎麦は小セイロなんですが、量的に足りないと思い、片方を普通の大きさ(量)にした訳です。

■入店してカウンター席に座ろうとすると、テーブル席でも良いですよと言われ、奥のテーブル席を陣取った

■当店には韃靼・ごま・十割の三種類があり、下の方に「おためしせいろ」と書かれ、二種類を選択できる喜ばしいメニューがあった

■温かい蕎麦や丼ものとのセットメニューも充実していた。卵とじそばにいか天丼を合わせて見たいですな

■写真の写し方が悪くて、当店の拘りが書かれた箇所が見難いが、昭和55年創業、平成3年から韃靼蕎麦を6ヘクタール栽培しているとの事

先に小セイロで韃靼そばが供された。別名「苦そば」と言われて苦味が特徴だと言われているが、こちとらバカ舌なので、ツルンツルンと四手繰りで美味しくフィニッシュ。
成人病予防などに効果があるルチンが通常の蕎麦より100倍以上も含んでいるのだから、酒飲みとしてはこっちを並セイロにすべきだった様だ…

十割の方は意外にスベスベとした蕎麦の肌触りで、若干ながら水切りが甘い感じだ。この中細麺を塩っぱく無いツユに浸すと、スルッと喉奥へ滑って行った。う~ん、ホントに十割蕎麦かと思える程に滑らかに頂きました。

■小セイロに盛られた韃靼そばの色は黄色と黄土色の中間でしょうか。その上に韃靼蕎麦茶が見えるが、それも同色だ

■蕎麦ツユにひと手繰り分を投じて、刻みネギ・おろしを載せてスルスルっと啜る。4回続けると約40秒でセイロが空になった

■普通のセイロにタップリと盛られた十割蕎麦。一見すると二八蕎麦の様な感じで、噛み応えもそれっぽかった…

■水がキッチリと切られていない様で、セイロの麺の表面に水気が光っているのが見えます。まぁ、許容範囲でしょうか…

追加のごぼう天は天ぷら用の竹籠で供された。うんうん、この黒い器はいいねぇ~。
良く見ると、爪楊枝ほどに見える牛蒡の細切りをかき揚げにしていて、サクサク&カリカリに仕上がっている。それを蕎麦ツユへ割り入れてパクつくと、コイツはビールにも相性が良いと核心した。(ここ十年くらい、家で天ぷらを揚げていない事に気付いた。家では食べられんなぁ)

蕎麦を一人前半とかき揚げをやつけるとちょうど良い満腹感になった。さて、健康にとても良いルチンを注入したので、晩酌はたくさん飲めそうな気がした。

■黒い竹籠に和紙を敷いた上にごぼう天のかき揚げが載っています。牛蒡が爪楊枝くらいの細さだったのにはビックリした

■これくらいの量を蕎麦ツユへ割り入れ、タップリと梅雨の味を染み込ませてパクリ。サクサク感が何とも言えん!

■当店のそば湯は釜湯を使っている様です。韃靼蕎麦を茹でたので、若干ながら黄色く色付いていた

来店履歴

2023年02月14日
札幌市中央区『長命庵』

店舗情報

店名 長命庵
電話番号 011-641-9355
住所

札幌市中央区北3条西28丁目2-1 サンビルB1

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営業時間

11:00~15:00

定休日

日祝

駐車場

無し

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