札幌市南区『八剣庵』(3回目の投稿)

八剣山(観音岩山)麓にある、そば小屋『八剣庵』へ今年もお邪魔できました。自宅から約18kmあって、途中から道がグニャグニャ曲がってかつアップダウンなので、当然ながら低速走行となり30分も掛かってしまいました。
前日の夕方に「まだ山女魚(北海道ではやまべと呼称)の天ぷらの予約は出来ますか?!」と電話をした所、店主から「一人分ならOK」との返事を頂き喜び勇んでの来店でした。(なお、当店は5月~10月の土日のみの営業です)
この「やまめ蕎麦」は確か1日十食と数量限定なので、食べたければ予約は必至なんです。

◼️八剣山の登山口の手前に定山渓鉄道のバス停がある。遠望した八剣山の山頂はいつもの様に岩肌を剥き出していた

◼️バス停から登山口方面へ350mほど上がっていくと、そば小屋と自ら名乗っている『八軒庵』に辿り着きます。周りは畑

◾️店内は継ぎ足した感じの部屋が続いていて、手作り感満載です。正面が靴を脱いで上がる玄関になっている

◾️こちらの部屋のカウンタは僅か2席。壁の向こう側は調理場となっていて、色々な声が聞こえて来るので退屈はしません

◾️カウンター席から胡蝶蘭越しで見えている緑色の畑を眺めると、何故か落ち着くのと目の疲れが取れた様な感覚になるんだよね

インスタグラムをやっている娘さんに「いつもイイネを有難う御座います」とお礼を言いつつカウンター席へ。
10分程で配膳された蕎麦を見ると、挽きぐるみ系の黒っぽい十割の太打ちで、黒松内産のそば粉を使っているとの事。これを塩っぱく無い蕎麦ツユへどっぷりと浸しで啜ると、そば粉の好い風味が香って来ますねぇ。見た目はシッカリ締まった田舎蕎麦ですが、結構柔らか目に茹で上げています。

啜っている途中で店主が現れ、少しだけお喋りをした。お客さんを大事にしている様で、皆さんに声を掛けておりました。
予約のお客さんが殆どな様で「あら、〇〇さん携帯忘れてるよ、電話番号知ってるかい?」などの会話や、予約受付の電話の声が聞こえて来て、一人でも全然「間」が持ちました。

◾️ここはもり蕎麦とやまめ蕎麦だけで大盛りも無し。なので蕎麦好きにはやまめが無いと物足りないんですよね(二食ぐいも何だしなぁ…)

◾️黒っぽい田舎蕎麦は十割の太打ちです。黒松内産のそば粉を使っていると言っていたので、ひょっとすると高級な奈川在来種かも知れません

◾️いつも小鉢がサービスで付いて来るのですが、今回は蕗の煮付けでした。これには一味唐辛子をチョットだけ掛けたかった…

◾️蕎麦ツユは全然塩っぱくないのでドップリと浸してから啜り込みます。ドンドンとツユが減って行くので最後の方は心配になった…

山女魚は店主自ら黒松内の山奥で釣った天然もので、一尾のまま天麩羅にしても骨が当たらない、丁度良いサイズ。皮側はさっくりしていて身の方はホクホクだ。
大葉とジャガイモの天麩羅も美味しかったけれど、量的に欲を言えばもう少し野菜が欲しかったですネ。
しかし、早食いのせいもありますが、あれよあれよと言う間に美味しいモノは無くなってしまいました…

前回は昨年10月にお邪魔したので、今年も冬季休業となる前に頂きに来る事が決定しました。

◾️天麩羅はやまめが三尾・ジャガイモ・大葉。この大葉が美味しいので二枚、ジャガイモは小さいのでもう一個欲しかった

◾️外側の皮目がサクサクしていて、あ〜ビールが欲しいなぁと思う筈です。なお、コイツはテーブルにある塩を振って頂きました

◾️そば湯は急須に入れて供された。急須の蓋も熱いので注意が必要です!(ここのそば湯は釜湯ですね)

 

来店履歴

2023年06月21日
札幌市南区『八剣庵』(3回目の投稿)
2022年10月06日
札幌市南区『八剣庵』(2回目の投稿)
2021年09月27日
札幌市南区『八剣庵』

店舗情報

店名 そば小屋 八剣庵
電話番号 090-1642-8643
住所

札幌市南区砥山147-12

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営業時間

土・日] 11:00〜13:00頃(蕎麦が無くなるのが早いので、是非ともご予約を)

定休日

月・火・水・木・金曜日(冬季間休業/5月〜10月の営業ですが営業開始、終了時期は電話にてご確認下さい)

駐車場

店前に2台(店の周りは駐禁では無いので道路脇の草むらを利用している)

公式アカウント
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