新札幌の商業施設『サンピアザ』に用事があって行って見たが、滅多に来ないので知らない駐車場(DUO)に入ってしまった。
複数のビルが結合しているので要領を得ず、お店の人に聞きながら用事済ませたが、昼食を頂くと決めていた地下三階の飲食街にある『醤油屋本店』が難敵だった。2回聞いても彷徨ってやっと探し当てたが、気分は東京のお上りさんだったな。
お店の前にはラーメンサンプルがズラリ並んで、入口の直ぐ向こうには昔の屋台があって、お客さんがラーメンを楽しんでいるのが見えた。
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■彷徨いながらもやっと『醤油屋本店』の前に到着。その外観からも、商業施設のレストラン街の中で異色の雰囲気を感じた

■店前にずらりとサンプルを並べていて、ラーメンの種類が豊富でご飯モノとのセットも充実している(セット物は、給食と呼んでいる)

■入口から中を覗くと懐かしい屋台が置かれていて、その四方にお客さんが座ってラーメンを啜っていた

■入口脇で名前を書いて待機する際に、ポンプの脇に『まんじたんざん』の駅名が目に入った。うん、昭和だな
さて店内は、昭和30年に栗沢町萬字炭鉱で生まれた先代の『小鳩食堂』をイメージしているらしい。何と言っても、テーブルのアルマイトの薬缶とカップが心を擽る。
お客さんを見回すと、失礼ながら60歳以上の夫婦が結構多いのは、子供頃に頂いた懐かしいラーメンを求めてなのかな…
注文はお初の「萬字らーめん」へ味玉とほうれん草を追加。(当店イチオシの「小鳩らーめん」は、系列の恵庭『おとん食堂』で頂いていたので、これをチョイス)
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■屋台に座ると右側に黒板があり、当店お薦めの三大ラーメンの札が掛かっていた。小鳩・二代目醤油・萬字のなかで、未食の萬字をチョイス

■壁は古さを出すためにかトタンを貼っていて、そこに古き昭和のポスターが何枚か掛かっている。これも懐かしいな

■トタンに貼られていた当店のコンセプト。先代が創業した昭和三十年代をイメージしているそうだ

■屋台から調理場の方を見たら、そちらにカウンター席があった。できればそっちでラーメンを作る工程を見たかったな…

■アルマイトの大きな薬缶は冷え冷えなので汗を掻いている。しかし、今どきアルマイトのカップがあるなんて…
元スープは鶏ガラ・豚骨・野菜でとった優しい味だが、この「萬字らーめん」にはニンニクが足されているので結構パンチを感じた。当時の萬字炭鉱で力仕事をするオトーサン向けなんでしょうか?!
おお、加水低めの縮れた中細麺は、十勝の地元食堂で食べていた感じだ。うん、このタイプの麺が好きなので、あちこちで使って欲しいよなぁ~。
完食時に未だお腹に余裕があったので、小ラーメンがあれば追加したかったが、この年寄がラーメンをお代わりするのはみっともないと、人目を気にする自分に多少戸惑いながら退店したのです。
よし、次回はこのラーメンの発祥の地である栗沢町で頂く事にしよう!
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■系列店で頂いた醤油ラーメンよりもやや濃い色の「萬字らーめん」が登場。石炭をイメージした色と言うがそこまでは黒くない

■系列店『おとん食堂』の煮玉子はラーメンスープで煮た様な黄身が硬めのだったが、これは普通の黄身が柔らかい味玉だった

■やはり昔風のラーメンにはほうれん草は必須ですネ。チャーシューはホロホロ系で2枚入っていた

■ラーメンドンブリが昔のヤツなので、若干小さ目に見えるけれど、麺はタップリと入っていた

■札幌系の高加水ラーメンは大人になってから食べたので、小さい頃からこの加水低めの縮れ麺に慣れ親しんでいた。うん、やっぱ美味いわ
来店履歴
- 2022年07月30日
- 札幌市厚別区『醤油屋本店』
店舗情報
店名 | 醤油屋本店 サンピアザ店 |
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電話番号 | 011-890-2327 |
住所 |
札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7-4 サンピアザ メトロモール B3F |
営業時間 |
[月~金] 10:45~21:00 [土・日・祝] 10:30~21:00(L.O.20:30) |
定休日 |
不定休(サンピアザに準ずる) |
駐車場 |
商業施設の駐車場を利用 |
公式アカウント |