2022年3月、二年間休業していた『松の實』が移転オープンしたとは聞いましたが、やっと訪問する事ができました。久々に此処の蕎麦にありつけるので、喜び勇んでのお出掛けです。
雨がそぼ降る中、開店(11時30分)5分前に到着すると、会社員の鑑のようなキチッとした中高年三名様が暖簾待ちしていた。ややすると、黒塗りの高級車が駐車場にはいると、三人は丁重に頭を下げてお偉いさんを迎えていた。
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■『松の實』はマンションの一階部分に店舗を構えていて、お隣さんは宅配ピザ屋さんなので分かり易い

■暖簾の上と壁に掛かった屋号の看板は、きっと以前のお店でも使っていたモノだと思われる
店内に入ると、テーブル席や絵などの飾り物などが以前のお店の時にと同じだったので、初めてじゃない気がした。
さて注文ですが、この時間で気温が16℃しかなかったので、温かい蕎麦の中から「鴨なんばん」を選んだ。
配膳待ちの間お品書きを眺めていると、品数が以前より少なくなって、太麺の田舎そばが無くなっている事に気付く。まぁ、再開間もないので、暫くは様子を見守りましょうネ。
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■以前のお店で使っていたテーブルを四角に組んで、お一人様にも対応できる席を設けていた

■この照明も壁に掛かった日本画も、こちらのお店でも使っているので、初めてじゃない気になって落ち着きますね

■おお、これは高齢で達筆の大女将が書いたものですネ。これくらいお上手ですと気持ちが良いでしょう!

■以前よりもかなり品数を絞ったお品書き。少しずつ、以前の商品を戻して行って欲しい所です
寒い日の蕎麦は「カレーそば」や「鴨なんばん」を選びがちだけど、やっぱりコイツはいつ頂いても裏切らない。
具材はシンプルながら、さっと炙った鴨肉と長葱の旨味が蕎麦ツユに溶け込んで、「風味豊か」ってこれの事ですよネ!
鴨肉を箸で摘んで見ると、やや薄い切りつけになっていた。失礼ながら、鴨肉そのものから滲み出した出汁が重要なので薄くてもOKだ。
長葱の量がタップリあったが、軟白ネギながら硬い部分があったな。(スーパーで購入して時も、硬いのに当たる事がる)
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■鴨南蛮自体が数年振りなんですが、こんなに寒くなかったら鴨せいろ大盛りでしたね!

■具材が鴨肉と長葱だけのシンプルな様相ですが、鴨肉の上にちょこんと載った黄色い柚子皮がとても良い香り!

■薬味の大根おろしを投入した頃合いに、七味唐辛子を振り入れた(食べ始めは、勿論、山椒で楽しみましたよ)

■ササッと炙った長葱がたくさん入っていたが、緑の濃い部分が結構固くてその繊維質に難儀した…
蕎麦は中細よりやや太い様で、熱い汁でも直ぐには伸びが来ない感じがする。本音では、以前のお店あった田舎そばの太麺がベターであったが、コイツが伸びない内にとガンガン手繰り込んで、アッと言う間に完食した。
大盛りにしたら良かったのかも知れないが、田舎そばの太麺じゃないと、温かいのは大盛りにしない派なので、満腹に至らなくても仕方がないんです…
〆に別誂えのそば湯を二杯頂いて帰途につくと、あれま、雨足がどんどん激しくなって来た。まだ、買物が残っているんだけどなぁ…
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■中細麺と中太麺の間を何て表現するのか分からないが、個人的には温かい蕎麦には太麺が欲しい…

■久し振りの温かい蕎麦。そば粉の香りを楽しみながらガツガツと手繰り込むと、アッと言う間の完食に至った

■温かい蕎麦にも別誂えのそば湯が付くと嬉しいよね。そば猪口も一緒に出してくれたら、もっと良かったのだが…

■鴨肉と長葱の旨味を纏ったツユをそば湯で割って、ゆっくりと二杯頂いてからお会計をしました
来店履歴
- 2022年05月31日
- 札幌市中央区『松の實』(3回目の投稿)
- 2020年03月24日
- 札幌市中央区『松の實』(2回目の投稿)
- 2017年04月10日
- 札幌市中央区『松の實』
店舗情報
店名 | 松の實 |
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電話番号 | 011-688-5211 |
住所 |
札幌市中央区北7条西24丁目2-1 ノール北円山 1F |
営業時間 |
11:30~15:00 |
定休日 |
月曜日、日曜日 |
駐車場 |
店前3台 |
公式アカウント |