釧路地方の東家系の蕎麦は緑色をしていて、何故か久々にそれを食べたくなったので、白糠町『三浦』へまだ無料の高速に乗って向かった。釧路市内まで行った方が本場っぽいのですが、さらに四十分も走る事になるので断念…
11時15分に入店すると先客が5組も居て、その内4組は70代後半から80代の方々。知り合いらしいおじいちゃん同士は、蕎麦を手繰りながら親しそうにお話をしていた。
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入口と店内に厚岸産「牡蠣蕎麦」の案内があってかなり唆られたが、冷たい麺の牡蠣入りが無いとの事だったので、「無量寿」と「かしわぬき」を注文した。
配膳を待つ間、改めてお品書きを眺めていると「おいなりさん」の文字が食べて欲しそうに光っていたので、調理場の方へ追加を伝えた。
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◼️お店の前に聳え立つ看板には『味そば処 三浦 江戸東姉妹店』と書かれていた。『江戸東』は帯広にもあって好きな蕎麦屋なんです

◼️小さな町の繁華な通りに面した落ち着いた感じの店構え。紺色の暖簾が渋い!(店前は4台分の駐車場。国道38号側にもあるそうだ)

◼️正面がテーブル席で、その右に椅子だけ写っているのがカウンター席。右奥に「牡蠣蕎麦」の張り出しメニューが見える

◼️私が座った二人掛けテーブル席の様子。蕎麦屋らしい箸箱と一味唐辛子の樽型バージョンが置かれていた

◼️お品書きの背景が今時珍しい旭日旗模様だ。右側は雑誌に掲載された当店名物の大きな海老天が載ったそばの記事だ
「無量寿」は釧路の老舗『竹老園東家総本店』が発祥で、胡麻油を加えたタレを麺に絡めて食べるまぜそば式。シンプルながら胡麻油と海苔の風味でバクバク食べられる創作メニューです。(札幌市内でも提供するお店がありますが、非常に少ないんです)
緑色の細麺は更科そばにクロレラを加えたもので、細麺ながら見た目よりもず~っと歯応えが良く、この食感を味わいたかった訳です。(クロレラ入りの事はお店のオネーサンに確認済み)
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「無量寿」の量ですが、以前に頂いた事がある本家本元の『竹老園東家総本店』よりもドンブリとともに量が多くて、三品も注文した事を少しばかり悔やんだ…
お客さんの注文を盗み聞きしていたら、この「無量寿」と「かしわぬき」の方も居たので、やはりこのセットは売れっ子なのだと分かった。
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◼️配膳されて見て、「無量寿」がこんな大きなドンブリに盛られていたのでチト吃驚した。食べ応えがありそうなお膳の写真!

◼️真ん中に黄身がポツンと載って周りを刻み海苔で取り囲むのが「無量寿」の基本的フォーマットだ!

◼️胡麻油を加えた蕎麦ダレが丼の底に沈んでいるので、下の方からキッチリと混ぜ込んでから頂きましょう!(量が多いなぁ〜)

◼️緑色の細麺を一気に手繰り込むと胡麻油の良い香りが鼻に抜け、かつプリプリっとした歯応えを感じて、蕎麦好きは堪らない!
親鳥のモモ肉を使った「かしわぬき」は良くその出汁が出ていて、お肉がたくさん入っていた。個人的には、もっと長ネギが欲しかったかな… 「かしわぬき」はシンプル派と具沢山派があるけど、個人的には具沢山の方が好きだ。
甘さ控え目の「おいなりさん」をパク付いては汁で流し込むのが最適で、食欲がガンガン進みました。
今回の三点セットは最強のランチコンボだと確信したが、〆にそば湯を一杯飲み終わるとお腹がはち切れそうになっておりました。
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◼️それほど大きくはない器に熱々のかしわぬきが入っております。でも、長ネギしか見えておりませんねぇ…

◼️中ぶりのお稲荷さんが二個に漬物が添えられています。ここの味付けは甘過ぎないタイプだったのでバクバク行けました

◼️親鳥のもも肉でしょうか配膳された時には見えてませんでしたが、レンゲで探って見るとゴロゴロと出現。これが何とも歯応えが良いんです

◼️親鳥の出汁が良く出たツユに釜湯のそば湯を足して、時間を掛けて一杯飲み干すと、いやはや動くのが嫌になるくらいお腹が張っておりました
来店履歴
- 2023年06月04日
- 白糠町『三浦』
店舗情報
店名 | 味そば処 三浦 |
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電話番号 | 01547-2-2777 |
住所 |
白糠郡白糠町東2条南2丁目2-9 |
営業時間 |
11:00~19:00 |
定休日 |
月曜日 |
駐車場 |
店舗前4台,店舗裏4台 |
公式アカウント |