札幌市豊平区『磯切そば更科 平岸店』

オートバックス西岡店に車を預けて近くの住宅街を散策していると、以前は平岸のラルズ(現:アークス)近辺にあった『更科 平岸店』が見えた。12時をちょっと回った時刻になっていてお腹が空いて来たので、懐かしさもあって吸い込まれてしまった。
店内は四人掛けテーブル2卓と二人掛けが1卓のみの小体な作りだった。確か、以前のお店には小上がりもあって、この倍くらいのキャパだった筈だ。(この店舗の裏に続いた建物がご自宅の様な感じがした)
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■コンビニなどのお店が全く見当たらない住宅地の角に、目立たない暖簾が上がっている。店脇の幟が無ければ気付かない筈だ

■正面から見るとそれほど小さくは見えないので、入口を入るとその落差にちょっとビックリするかも知れない…

■私が着席した四人掛けテーブル席から左側を見ると、四人掛けと二人掛けのテーブルが確認できが、うん、店内は狭いな！

お品書きを見てビックリ、お値段が実に安いのだ。今時もりそばが500円とはね。
さて、何を食べようか30秒ほど迷いつつ、普通サイズのかつ丼とミニたぬきそばに決定、これで1,030円ですって。でも、ちょっと欲張り過ぎたか?!
配膳待ちで店内を見渡していると、お知らせに「申し訳ありませんが値上げをしました」と書かれていた。えっ、値上げしてこの値段かよ。気になって食べログで以前のお品書きを確認すると、何ともりそばが430円だった…
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■緑色のメニューを一目見てビックリ、かけそば・もりそばともに、何と500円なのだ。そして、大盛りは100円増し

■メニューの左下の店名は『磯切そば 更科』だが、普通は『更科 平岸店』と呼ばれてる。更科の名が付くお店が多いのでややこしい

営業は夫婦二人で切り盛りしている様で、厨房から調理の指示をしている声が漏れ聞こえて来た。
約10分ほどで配膳され、かつ丼はドンブリじゃなく丸いお重に入っていて、たぬきそばは天カスのみのシンプルな出立ちだ。
先ずは伸びない内にと蕎麦から手を付けたが、当然ながら一味唐辛子をたっぷりとお見舞いしてやった。おお、更科の細麺なので、温かい汁に合わせてやや硬目に茹で上げている所がグッドだ。これは、めちゃ啜り易いので2分ちょっとでやつけられた。
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■普通サイズのかつ丼が780円、ミニたぬきそばが250円で合計1,030円。う〜ん、このご時世の中お安いですねぇ〜

■丸いお重は側面と底が直角なのでご飯粒を掬い難い。丼は底に向かって緩やかにカーブしているの掻き込み易いんですよネ

■ここの「たぬきそば」には天カスがたっぷり入っていた。ネギが添えられていたが、蒲鉾かほうれん草が入っていればなぁ…

■長ネギ載せて、いつもの様にタップリと一味唐辛子を振り入れた。蕎麦ツユを一口啜ると甘過ぎないキリリとした味加減だった

■更科そばは太くないので、温かいツユでは伸びるのが早い。だからか、当手店ではやや硬目に茹で上がっていた様だ

かつ丼の方は例の如くちょっと甘塩っぱいタレで煮られて、トンカツにガッツリと味が滲みている。トンカツの切り身を見ると、斜め切りにして肉の表面が広く見える工夫をしている。これはイイ技だな！
かつ丼を掻き込んでは蕎麦ツユで流し込むと、両方ともやや味が濃い目なのでガンガン進んで行き、アッという間の間食に至った。
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超満腹でお会計をした時、70代後半らしき店主に「以前のお店は何度か行った事があります」と告げると、「移転したのは随分前だけど、それはそれは」と目を細めて来店してくれた事を喜んでくれた。
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■かつ丼の具材はオーソドックスな玉葱。有料で良いから、椎茸・長葱・筍など具沢山バージョンにできれば最高ですがネ

■トンカツを斜に切ると、チョットした目の錯覚を応用できて身厚に見えるので、自宅でも真似したいですネ