札幌市西区『すずしろ』

確か7~8年前に、琴似駅前にあった『すずしろ』でもりそばの大盛りを食べた記憶があり、当店の名物が長～い海老天だと気付いたのは、2014年に山の手へ移転してからだった。SNSでその写真を何度か見ていたが、何故か急に食べたくなってしまい、移転後の初訪問となった。
約40分でお店の駐車場へ到着すると、開店5分前の11時25分。
道路の向かい側のラーメン繁盛店『丸鶏庵』を見ると、既に開店していてお客さんも入っている様だ。
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■ちょっと早く到着してしまったので、暖簾が上る前の写真を撮って時間稼ぎ(自宅から30分以上掛かる所だと、鑞着に5~10分の狂いが出る)

■店横側の壁に貼られた駐車の作法。失礼ながら、当店の駐車場は縦の長さが短くて駐め難い。③以外は駐めたくないなぁ…

■道路を挟んで斜め向かいはラーメン繁盛店『丸鶏庵／まるちあん』。11時開店なので既にお客さんが入っている様だった

一番乗りで入店すると、お店のオネーさんに券売機を使う様に促された。その蕎麦屋さんでは珍しい券売機で手に入れたのは、なめこおろしの大盛りとトッピングとして例の長～い海老天。「ええと、大盛りは???」と券売機の前で迷っていたら「大盛りは無料になっています」と教えられた。ああ、大盛り無料はそば好きにとっては頗る有り難い！
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■札幌市内の蕎麦屋さんで自動販売機を見たのは二軒目だが、これからはラーメン店みたいにこれが蔓延るかも知れないな

■メニュー数が多いと券売機のボタンは見辛い。それで、普通のお品書きが券売機の上と横に備えられていた

■私が座った券売機横のカウンターは四席で、この真後ろの奥側にも三席のカウンターがあった

■何か雰囲気があるテーブル席。数人で来てこの席に座って見たい(写真を撮った数分後、この席は家族連れが陣取った)

なめこおろしは、意外にもぶっかけスタイル。他店では、大根おろしとなめこが入った器に蕎麦ツユを注いて、そこへ麺を付けるタイプが多いので少し違和感があった。
ドンブリにはたっぷりの更科そばがもられていて、そこへかけ汁をタップリと掛け回す。長ネギ・ワサビの薬味も投じてから、いざ開戦です。
白くて細い麺を啜り込むと更科独得のプリプリ食感。やっぱり、蕎麦の実の芯を粉にした更科粉(一番粉)は、この歯応えが信条だよネ。
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■このお膳を見た時に、「あれまぁ、ぶっかけかいな！」と気落ちした。特に更科は蕎麦ツユを付けながら食べたいのに…

■何故ぶっかけが嫌だったか。更科の細麺にぶっかけ汁がどんどん染み込んで伸び易くなるのだ…

■トッピングだと一本500円もする長〜い海老天。調理技術で無理やり海老を伸ばした様には見えないが…

■機械打ちの更科だと思われるが、茹で加減が良くてプリプリ感が楽しい。伸びるのが嫌なのでガンガン手繰り込んだ

途中で、例の海老天を天ツユへ浸そうと箸で持つと、これが長くて重いのでたわんでしまい、口の方が迎えに行ってガブリと齧り取る。おお、プリプリで美味しい。なので、そのまま一気にやつけてしまった。
麺の量と長い～海老天があったので、完食時は腹パンの仕上がりになって、ご馳走様でした。
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■長い海老天は実にコントロールし難い。中程を箸で摘んだが尻尾側がたわわんで写真映りが悪くなっっちまった

■お猪口を借りて〆のそば湯を頂いた。お腹が満杯だったので何時もの様に二杯目には行けなかった