十勝 帯広市『May be:メイビー』

帯広市に喫茶店で手打蕎麦が食べられるお店があると聞いて、帰省を利用してのご訪問。店名を『メイビー(May Be)』と言い2019年11月にオープンとの事。
入店してテーブル席に座ると「お蕎麦ですか?」とオネーさん聞かれて、「あれれ、13時で売り切れていたか」と勝手な察知をすると、「コヒーなどの喫茶メニューかどうか確認したんです」との事で、胸を撫で下ろした。
注文は「鴨せいろ」の大盛り。この注文がオネーさんに通ると、カウンターの端席に座って居た年配のオジさんがやおら調理場へ消えて行った。あの方が蕎麦を打つ店主なんだな。

■『May be』の看板を良く見ないと、普通の喫茶店と思われても仕方がありませんネ!駐車場は店前と横で4~5台でしょうか

■メニューは上部が蕎麦で下部が喫茶となっていて、どちらも実にシンプル。蕎麦には、辛味大根とか十勝産のとろろが欲しい

■蕎麦を注文した後、カウンターに座って蕎麦を啜っているオジサンが、「ここは美味いよ」と声を掛けてくれた

■大きなテーブル席が3卓並んでいる奥に、60インチほどの大きなTVがあった。この時はワイドシーを映していた

おお、蕎麦が見事に緑がかっている。それを言うと、オネーさんが「黒松内産の新そばです」とニッコリ。(余りにも旨そうだったので、黒松内の奈川在来種かどうか聞くのを忘れてしまった)
あれま、大盛りだからか木製セイロが二段になってる。二段だと量がかなり多い様な錯覚に陥って、蕎麦好きはニッコリしてしまう。
麺を箸で摘んで見ると、キッチリ締まった感触が手に伝わって来て、食べる前からこの蕎麦の旨さに期待感爆上がりになった。

■鴨せいろの標準的なフォーマットで配膳されたが、二段せいろは札幌でも珍しい

■鴨と長ネギが入った熱々の汁からは良い香りがした。鴨肉は良いお出汁が出るので好きだが、硬くなった鴨肉は無くても良い(此処はそれほど硬くなかった)

■緑がかった新そばは黒松内産と聞いたが、そこは長野県由来の奈川在来種の生産地なので、それかも知れない

角が立った中細麺は、蕎麦ツユに浸さずそのまま食べてもうんまい。
好い香りがする熱々の鴨汁に浸すと、少し柔らかくなってズルズルっと一気に胃袋へ落ちる。うんうん、この蕎麦の打ち方はかなりのやり手と分かった。何と言っても蕎麦が美味いのだ!
一段目をやつけるのに2分半、二段目は3分と言う速攻で、一心不乱と言うか猫夢中的な状態にてアッと言う間の完食。
次回はもっとお腹を空かせて、二食喰いを目指そうと心に決めた。

■先ずはこれくらいをそのまま啜った。う〜ん、打ち方と茹で方が上手なのか、そのままでも旨かった

■蕎麦を鴨汁に浸すとふんわりと柔らかくなって、そば粉の風味が増す。一気に啜り上げると口中が喜んだ

■二段セイロは嬉しい。アッと言う間に一段やつけても、まだもう二段目を楽しめるのだ!(次回も大盛りだな)

■茹で汁と使ったそば湯で鴨汁を伸ばしてゴクリ。う〜ん、やっぱりうんまいわ!

そば湯を飲んでお会計しようとレジに向かうと、ここでビックリ。ありゃりゃ~、オーディオマニア垂涎のマッキントッシュ製アンプがごそっと並んでる。凄いねとオネーさんに言うと、「これが分かると言う事は、お客さんも好きなんですね」と北叟笑む。
外に居た店主に「あの機器は小遣いじゃ買えませんよね」と話し掛けると、ニャっと笑って否定はしない。
次回は、ゆっくりできる時間を取るので、ピアノトリオのレコードを一枚聴かせてもらいたい。

■アンプ棚に並んだマッキントッシュ(mcIntosh)のアンプ。上段と下段の管球式モノラルアンプは2台セットで百万円近い筈だ!

■お会計が終わって外に出ると店主が階段に居て、あのアンプについて少しだけ会話をさせて貰った(この方は、蕎麦の名店『久呂無木』出身だったとは…)

来店履歴

2021年12月11日
十勝 帯広市『May be:メイビー』(2回目の投稿)
2021年10月19日
十勝 帯広市『May be:メイビー』

店舗情報

店名 SOBA&COFFEE May be:メイビー
住所

帯広市西1条南27丁目3

Googleマップで開く
営業時間

10:00~

定休日

日曜日、第二火曜日

駐車場

店前と横に4~5台

公式アカウント
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