札幌市豊平区『心繋/しんわ』

『心繋』は、東京池袋『BASSOドリルマン』や札幌『てつや』で修業した店主が、2013年6月に月寒東に開業しました。開店当初からSNSでは「ここは、濃厚な醤油味が旨い」「アッサリ煮干しが、なまら旨い」などと評価が高く、アッと言う間に繁盛店になっていました。

『心繋』では、期間限定ラーメンはそれほど多く食べていないのですが、定番以外のメニューを掲載します。(限定メニューをSNSでチェックしているのですが、ついつい提供期間を逃してしまう…)
４周年記念営業の2日目に行った時、ウィークデイながら開店前から十人ほど店前に並んでいて、恐らくSNS友達らしき方々が「お疲れっす」などと挨拶を交わしていました。

この濃厚な「こってり好きな醤油味(メニューより)」には４周年記念とあって、いつもよりたくさん具材が載っています。その具材は、チャーシュー三枚・ワンタン一個・味玉半分・メンマ・海苔で、定番メニューの値段ですので随分とお得な気分になりました。
麺の方は繁盛店『Q』の鶏白湯で使われている平打ち麺は、チュルンチュルンとした食感が面白い。旨い麺は他のラーメンにも適合するものなのですね。😺
（実は、入店する前まではここで一番食べている生姜ラーメンの予定だったのですが、券売機を前にすると指が勝手に濃厚ラーメンを押したのには吃驚でした…来てるかな、脳ミソの劣化が…）

■通常より、チャーシュー１枚・ワンタン一個・味玉半個多くてお得感アリアリです

■４周年記念とあって特別に『Q』の平打ち麺が使われていますが、これが良かったですね！

■入店前までは、このメニュー中段の生姜醤油を食べる予定でしたが…

■カウンターの調味料は、シンプルにブラックペッパーと一味唐辛子でした

■開店と同時にゾロゾロと入店するも、券売機の所で少々使えている様です

本日限りで背脂煮干しを出すと言うお店からのSNS情報を見て、昼食には遅めの14時に入店。やはりこの時間になると先客は一人だけ。しかし、その後もポツリポツリと一人づつの入店が続きます。

券売機では背脂煮干しラーメンしか無いので悩む必要はないですが、味玉を付けるか数秒考えてボタンを押しました。（ここの味玉が濃い目の味付けだったか記憶を辿ったけれど、劣化気味の脳ミソからの反応が遅くて…）
背脂が大量に浮いたスープ(背脂の量は”中”でオーダ)は見た目より濃厚さや油感が少なくて、煮干出汁もキツ過ぎずに丁度良い塩梅です。うん、玉ネギの微塵切りがアクセントになって実に美味いスープだ！
平打ちで捩れた太麺は180gと多目で、以前煮干しラーメンで営業をしていた平岸『AG』のゴンブト麺にそっくり、モチュッとした食感が何とも好い感じです。これは定番メニューにして欲しかったですね！

■スープ一面に背脂がびっしりと浮いています。これが全然しつこくなく、丁度いい飲み口！

■平打ちで捩れが掛かった太麺は珍しいですが、旨味がしっかりしたスープにバッチリ合います

■カウンター前にのスレンレスに写った時計は2時5分を指している(先客は私の右側の席)

■この日のラーメンは背脂煮干しのみ。しかし、味玉券100円を押すか5秒ほど逡巡してしまった

これは、「ラム」と「リンゴ」を使用した創作ラーメンを各ラーメン店が提供するイベント『豊平アクション』の、その名もジンギスカンラーメン。
羊100%のスープには、ジンギスカンに寄せた少し甘みを感じる醤油ダレを使っています。メインの具材は、羊特有の臭みがしない厚切りラムチャーシュー、炒め野菜はジンギスカンらしく多目のモヤシに玉ネギそしてアクセントにニンニクの芽が。(この炒め野菜が旨かったですね)
このラーメンにはたくさんブラックペッパーを振り入れても、スープが強いので変な辛さになりませんし、『粉KONA倶楽部』特注のプリッとした太麺にはその方が合っていました。
食後に、「リンゴ」は何処で使われているのか、私のバカ舌では発見できず、ジンギスカンのタレには擂ったリンゴが入るので、醤油ダレに混ぜ込んだとしか想像できませんでした…

■見た目は札幌系の濃厚醤油ラーメン、食べるとバリバリのジンギスカンラーメン(初めて食べたんですが、別格！)

■断面が丸いプリッとしたストレート太麺、これも半端なく旨かった

■残った羊100%の真っ黒スープへ、つけ麺の様に割りスープを入れたらさぞかし旨かったろうに(ジンギスカンのタレも割って飲むと旨いし…)

■開店11時ピッタリに入店で、L字型カウンターの短い方から奥の方をパチリ(次の人は券を購入中)