札幌市南区『扇谷/おうぎや』(2回目の投稿)

二年半振りに民家で蕎麦店を営業する『扇谷』へ。開店時間の11時30分丁度に駐車場へ到着すると、幟を立てに外へ出ていた女将さんが親切にも車の誘導をしてくれました。
コロナ禍による飲食店への営業制限に従って暫く臨時休業していましたが、久々の営業です。
入店と言うよりは、普通のお家へ入って居間のテーブルへ着席。あ~、こう言う感じは落ち着きますねぇ。

■ここは澄川の住宅地のど真ん中。民家で営業する蕎麦屋さんには駐車場が2台分しかありません…(当然ながら、近くには有料駐車場はありません)

■普通の住宅の普通の居間に、四人掛けテーブルが二つ。三組のお客さんが来たら相席なんでしょうかね…(私は、二組までしか遭遇しません)

■着席すると直ぐに女将さんがお茶が出してくれて、注文を伝えると配膳までの間、女将さんは一切こちらの居間には顔を出しません

当店では布海苔をつなぎに使う新潟県名産の「へぎ蕎麦」を手打ちで提供する、札幌では貴重なお店です。
手打ちのうどんもあって、前回は丼の底にご飯が入っていると言うユニークな「スープカレーうどん」を頂きましたが、今回の注文は、当店No1の人気「とり天ごぼう」です。
因みに、人気No2は「梅じそ」でしたが、個人的には三種類の海老天が入る「蛯エビ天ぷら」も唆りました。(えびの感じに「蛯」を使うお店は珍しい)

■きっと、へぎそばの産地である新潟県出身のご主人がサラーリーマンを勤め上げてから、趣味の延長でお店を出して楽しんでいると、勝手な想像をしています

■殆どのメニューには炊き込みご飯とちょっとしたおかずがセットされます。それでこのお値段ですから、実にリーズナブル

■蕎麦の大盛りは他店と同じ様に200円増し。ただし、温かい蕎麦は大盛りができません。うん、これは麺が伸びるのを懸念しての事でしょうね

お膳には冷たいへぎ蕎麦と炊き込みご飯で、紅いおかずの器には天ぷら(とり天・ごぼう天・かぼちゃ天)と玉子焼き、そして漬物でした。
立派な定食スタイルで、これが僅か880円なんですよネ。蕎麦には炊き込みご飯とおかずが付くので、もう少し値段が上がってもお客さんは納得しそうです。
つるんとした食感のへぎ蕎麦は量が少な目なので、四回ほど手繰って完了。蕎麦ツユは昆布や鰹の出汁が効いていて、たっぷり浸しても塩っぱくないヤツです。普段、だっぷりと汁を纏わせたい方に向いてます。

■この蕎麦・ご飯・おかずまでセットされた充実ランチが、僅か880円とは実に嬉しい限りです

■へぎそばは本場の新潟でも板盛りで出されます。蕎麦の量はそれほど多くないので、ご飯を食べると丁度お腹が一杯になります

■余り塩っぱくない蕎麦ツユなので、ドップリと麺を浸しても大丈夫です。ツルツルした食感なので非常に食べ易くて、アッと言う間に無くなりました

鶏ムネ肉の天ぷらが実にうんまい。薄く削ぎ切りされているのでサックリ揚がっていて、コイツをパクつきながら炊き込みご飯を掻き込みます。でも、ごぼう天もサクサクしてうんまいわ。
あれれ、旨い旨いと箸を進めていたらアッと言う間にペロリと完食。うんうん、このランチにはお腹もお値段も大満足でした!
お帰りの際、いつもの様に玄関先までお見送りかと思ったら、お客さんがひと組しかいないとの事で駐車場まで送ってくれました。凄いおもてなし精神!

■紅い器にとり天・ごぼう天・かぼちゃ天が載っていて、右側は玉子焼きと漬物です。天ぷらは塩で食べたり蕎麦ツユに潜らせたりで、どっちも旨かった

■この炊き込みご飯はちゃんとした一般家庭のものなので、お店で頂くモノよりも絶対美味しいんです

■〆はやっぱりそば湯ですネ。これを2杯頂いて、ご馳走様

来店履歴

2021年09月03日
札幌市南区『扇谷/おうぎや』(2回目の投稿)
2018年08月04日
札幌市豊平区『扇谷/おうぎや』

店舗情報

店名 扇谷/おうぎや
電話番号 011-833-8433
住所

札幌市南区澄川5条6丁目14-20

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営業時間

11:30~15:00(15:00以降は要予約)

定休日

水曜日(他不定休有り)

駐車場

店前に2台

公式アカウント
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