札幌市豊平区『香村/こうむら』(10回目の投稿)

諸事情によりここ数日間は食物繊維が多い、あるいは脂っこい食べ物は御法度となり、「麺類ならうどんか素麺が良いですよ」と言われた。
それではと、美味しいうどんを求めて『香村』へ。10時46分に広い駐車場に到着すると、店主が入口辺りで開店の準備をしていた。当店は、開店の11時ちょっと前に来てもいつも暖簾が掛かっていたが、この時間帯に暖簾上げをしている事が判明した。
カウンター席の一番奥へ着席すると、店内の照明が点いた。
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■当店の駐車場は店前と横で約20台分。しかし、満車になったら、夫婦二人での営業だからヤバイかも…

■入口を入った所が待ち席になっていて、大きな日除用の和傘が立っている。内装にもお金が掛かっていそうな感じだ

■店奥に伸びるカウンター席の端っこが定位置です。注文を通した頃合いに何組かが入店して来た

ここのメニューはほぼやつけているので、元に戻って一番人気の「えび天」を選択して、茹で加減を「やわめ」で注文した。
すると、数分後に「茹で時間が結構かかりますので」とサービスのコーヒーを出してくれた。(以前は食後に「ごゆっくり」と言ってコーヒが出て来たが、コロナ禍になって止めていたのだが…)
約25分ほどで配膳されたが、「やわめ」や「やわやわ」を試したい方には待つ心掛けが無ければ若干ながらイラ付くかもネ…
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■これは温かいうどんのメニューで、九種類のうどんは全部頂き済みです(二種類のトッピングも含めて)

■こちらの方は冷たいうどんですが、唯一つ「ざる」は頂いておりません。具材がないので温玉を付けて挑戦して見ようかな

■「やわめ」の茹で時間がかなり掛かるのでとコーヒーをサービスしてくれた。ここの女将さんはいつも和かで優しいのだ

■うどんの茹で加減は六パターンあって、「がちがち」だけは薦めたくない。「かため」でも十分な歯応えですからネ…

うどんが入った鉄鍋には蒲鉾と万能ネギだけで、実にシンプルだ。隣に配された海老天は太くてご立派なのが二本で、塩が添えられている。
先ずはうどんへ一味唐辛子少々白胡麻・天カスを追加して太麺を手繰り込んだ。うんうん、前々回に茹で加減を「やわめ」にした所、伊勢うどん程ではないが、柔らかいながらムッチリした食感がツボに入ったのだが、そうそう、啜り易くて麺の旨みも感じて実にイイねぇ～。
うどんツユは讃岐や大阪または博多ともちょっと違っていて当店独自らしく、あっさりで少し甘目の味付けだ。
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■当店に一つだけお願いしたい事があって、それは「かけ・きつね・山かけ・山菜」は焼き物の丼で食べたいのです…ツユを直飲みしたい…

■極太麺が若干ながら甘目のツユに浮かんでいる。麺の量は多そうに見えないけれど、他店の大盛りくらいでしょうか

■配膳された時は蒲鉾と万能葱だけで寂しい具材だったが、天カス・一味唐辛子・白胡麻を振り入れると、お姿が締まった感じになった

■割り箸と麺の太さを比べて見て下さい。割り箸の二倍近い太さですが「やわめ」効果で優しい歯応えで食べ易かった

海老天は塩を付けてパクつくと、サックリとした衣とプリッとした海老の身の旨さが合わさってバクバクやってしまう。結局、海老天はアッと言う間に無くなった。まぁ、美味しいものは先に処理してしまう派なので仕方がないか…
ところで、札幌も大分暖かくなって来たので、ここのうどんが一番楽しめる「冷たい、やや硬め」に戻るため、温かいうどんはこの一杯で暫くお休みとなりますネ。
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■太い海老天が二本並んでいる。これに、ほんの数種類(獅子唐や大葉など)でも付くと見映えも食べ応えもアップするのだが…

■海老天には粗塩を少々まぶしてパクリ。誰もが大好きな海老天は裏切りませんねぇ〜！もう一本欲しかったな…