札幌市清田区『松栄庵』(9回目の投稿)

8月中旬に2021年年産の新そばを初めて食べた『松栄庵』で昼食です。さて、今日はどの産地の新そばを提供しているのか、これが楽しみなんです。
いつもの様に一番乗りで入店。「お品書きを見なくても全部分かってるけど、何を食べるかが決まらないなぁ」と女将さんに聞こえる様に呟くと、無くても良い筈のお品書きを持って来てくれた。
調理場から店主が現れて、「今日は美瑛産のキタワセと弟子屈産の摩周そばをブレンドした」と教えてくれた。そして、「今年の北海道産は、上質なものが少ないなぁ」との嘆きもあった。
新そばだと言うので冷たい蕎麦の中から、シンプルな具材の「おろしそば」に「おにぎり」を付ける事にした。此処には大盛りが無いので、蕎麦だけではチト寂しいからね。

■一番乗りで入店した後、直ぐに後客が入店して来た。当店のお客さんの八割車で来る様だ(これは、早食いしてご帰還する際に撮ったもの)

■お一人様が座る八人掛けのテーブル席の端っこに座ると、ややして正面に常連らしきお客さんが座って、女将や店主と雑談。久々にに来た様だ

■このお店は開業28年目だと思うが、いつも整理整頓と掃除が行き届いていて、実に落ち着く空間になっている

■冷たいお品書きは全品制覇しているので、わざわざ見る必要は無いが、何か変更があるかもとつい見入ってしまう(当然、変更は無し)

■いつか、嫁へのお土産(昼食用)で天丼のお持ち帰りをしたいと考えているが、中々タイミングが合わずにいるなぁ(キット、上天丼でしょう)

うん?、今日の新そばは前回よりも緑がかった感じが薄いかも。しかし、一口啜って見るとやっぱり此処の蕎麦はチョット違うな。中細に打たれた麺はシャッキリ締まっているけれど硬過ぎない。ツユに潜らせるとスルスルっと滑って行く。大根おろしにはチョット失礼だけど、かえしも相当美味いから「男は黙ってもりそば」で良かったかも知れない。
食べる前から分かっていた事だが、蕎麦の部はそれこそ一分半ほどで終わっちまって、返す返す大盛りが無い事を悔やんでしまう。(もう少し若ければ、もり蕎麦を一枚追加する事で解消したろうに…)

■新そばなら大盛りセイロが一番良いのだが、大盛りが無いので、あっさりした大根おろしの具材と、おにぎりを注文した訳です

■辛味大根では無いので、新そばの風味を損なう事なく味わえまます。でも、本音では「辛い物好き」なので辛味大根が大好き!

■セイロにこんもりと載った蕎麦を見て「あれま、前回の新蕎麦よりも緑色が薄い」と感じた。まぁ、味は良かったのでドンマイですが

■冷たい蕎麦はキッチリと冷たく締まっているが、硬過ぎないので喉越しが良く、そば粉の風味も感じられる。そば打ちとしては札幌でも指折りかも

梅と鰹の小さ目のおにぎりは、海苔がピンと立った独自の格好をしている。この大きさだから、二個付いている訳なのでしょう。
こいつをパクついて、蕎麦ツユを伸ばしたそば湯で流し込むと、やはり「かえし」良いのでしょう、おにぎりを美味しく胃の腑まで送り込んでくれた。

お会計時に店主が出て来たので、道内最大の収穫量を誇る「キタワセソバ」の後継として、新しい品種「キタミツキ」が今後普及して来る様だと話すと、当然その情報は知っていて、ルチン含量が高くて製麺性に優れるので期待しているとの事。
店主が「12月に入ったら福井県産の在来種が来るし、その後は常陸秋そばだな」と言うので、きっちりメモってからご帰還です。

■三角のおにぎりを、海苔半帖で包んでいるので、米の部分が覆われておにぎりの形が見えていない。小さ目なので、二個で丁度良かった

■やや白濁した別誂えのそば湯を汁代わりにして、おにぎりをパクついたいてアッと言う間の完食。さて、次回は12月の訪問だ!

 

 

 

 

来店履歴

2024年02月27日
札幌市清田区『松栄庵』(17回目の投稿)
2023年12月28日
札幌市清田区『松栄庵』(16回目の投稿)
2023年09月28日
札幌市清田区『松栄庵』(15回目の投稿)
2023年08月12日
札幌市清田区『松栄庵』(14回目の投稿)
2023年01月03日
札幌市清田区『松栄庵』(13回目の投稿)
2022年08月04日
札幌市清田区『松栄庵』(12回目の投稿)
2022年03月03日
札幌市清田区『松栄庵』(11回目の投稿)
2022年01月14日
札幌市清田区『松栄庵』(10回目の投稿)

店舗情報

店名 松栄庵
電話番号 011-886-0855
住所

札幌市清田区真栄4条2丁目19-3

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営業時間

11:00~16:00(売れ切れ仕舞い)

定休日

火曜日、第3月曜日(祭日の時は営業)

駐車場

店前7台

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